身分違いの恋
わたくしは小豆沢美琴と申します。 時は江戸。 わたくしはただの町娘でございます。 「あら、美琴ちゃん。こんにちは」 近所のおばさまです。 「おばさま。こんにちは」 またわたくしは歩き出す。 どうでもいいですがわたくしは16です。 なのでわたくしは働き場に行きます。 「美琴ー!」 あ、あれは同じ働き場の菜々扇多笑さんです。ですが慌てておられる。 「多笑さん」 「美琴っ!あんた働き場の時雨さんがお怒りよ?!何したの!あんたが何かするとは思わなかった」 え!わたくし何かしたかしら?どうしましょう。時雨さんにどう謝りましょう? 「美琴?!早く行きましょ?これ以上時雨さんを怒らせないようにしないと」 「えぇ、行きましょ」 行かなくちゃいけない。なぜか体が動かない。 「んもう!美琴!」 「ごめんなさい……お先に……」 「先行くわ!」 多笑さん。ごめんなさい。 わたくしも行かなくては。 ダメ……体が動かない。意識が遠のく……目の前が真っ白になる…… 「おっと。大丈夫か?」 え? 誰かに支えられてる? 気がつくと部屋の中にいた。 でもただの部屋ではない。 とても豪勢な、まるで皇族のお方のようなお部屋…… 「よかった。目が覚めたようだ」 わたくしの顔を誰かが覗き込んできた。 美しいお顔立ち…… ん?冠……? はっ!もしや本物の皇族?! 「大変申し訳ございませんでした」 わたくしは床に手をつき深々と頭を下げて謝った。 「わたしが勝手に助けたのに」 皇族のお方はにっこりしていらっしゃる。 「いえ、ですが、どんなことがあれ……」 「そんなことはどうでもいい」 あぁ、なんてお優しい皇族のお方。 「わたしは神楽坂暁月という者だ」 「はじめまして。小豆沢美琴と申します」 「美琴か。いい名だな」 「ありがとうございます。ではわたくしは帰らせていただきます。このようなところにお長いするわけにはいきませんので」 わたくしは帰ろうと立った。 「ダメだ。また倒れるかもしれない。ここに泊まりなさい」 暁月さまは帰ることを認めてはくれなかった。それどころか泊まれと申すのだ。 「そんなっ!いえ、そんなわけにはいきません。わたくしたちは身分が違いすぎます」 わたくしはもちろんお断りした。 その時だ。一瞬立ちくらみがした。 わたくしは思わず床に手をついてしまった。 「ほら!いいから休んで行きなさい。身分が違くとも倒れてる人を見過ごすわけにはいかない」 「本当にお優しいのね」 胸が熱くドクンドクンと言っている。 違うわ。そんなんじゃない! わたくしはお言葉に甘えさせてもらった。 次の日。 「もう大丈夫かい?」 「はい、おかげさまです。申し訳ございませんでした。ありがとうございました」 「いいよ」 こうしてわたしくしは暁月さまと別れた。 悲しくて暁月さまのことを考えると胸がドキドキする。 って違う! …… いやそうよ。好きなの。暁月さまが…… あぁ、どうしましょう。 身分違いの恋をした…… 絶対に叶わぬ恋。 諦めるしかないのね…… 体に吹き付ける風がとても冷たくい。 涙が出てきた。
みんなの答え
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ドキドキ!
めっちゃ,ドキドキした! 私も投稿したことあるけど,時代恋愛はカタチにしてなかった。 すごいね!うわ!ホント,ドキドキした! 儚く,美しく,叶わぬ恋。 ステキな物語をありがとう。 ちーかまさんの作品を応援してます。 これからもステキな作品を書いてね!
ドキドキした☆
こんちゃ☆こーぽーだよ☆ すごいドキドキした☆けど、悲しくて、、、 「わたくしは」ってなんか、面白い☆ 身分なんて恋というものには関係ないのに、、、 儚く、美しい恋でした☆面白かった☆応援してます☆