星みたいな存在のキミ。
俺の名前は黒風隼人(くろかぜはやと)。 俺は、恋なんて物、自分の人生を左右するなんて思ってもなかった。 そう。あの時までは・・・ 桜散る高校の春、君はいたね。 「はーい、それではみんな、自己紹介してください。」 「青葉心音(あおばここね)です。」 「桜沢葵(さくらざわあおい)です。」 (いろんなやつがいるなぁ・・・)心のなかでそう思った。その時だ。 「星乃ひかる(ほしのひかる)です!よろしくお願いします!」 鈴を鳴らしたような、あまい金平糖のような、そんな声が聞こえた。 胸がキュンとした。こんなのは初めてだ。 (なんだ?この感じは・・・) それから、俺はキミの虜になった。 「神様!あのコと一緒になれますように!」 部活のときも、席替えのときも、夏も、秋も、冬も、そう思った。 でも、そんな日は突然終わりを迎える。 もう一度春がやってきた。空が青くて、鶯が鳴いてて、桜が散ってる。あの日と同じような日だった。教室に入った。その時だった。 「ねぇ、もうすぐ星乃ちゃんは転校していく・・・」そんな声が聞こえた。 (えっ?)思わず耳を疑った。 (嘘だろ?嘘だろ?嘘だろ?) たった昨日まで君は笑顔をみせていた。そんなことを心の底で思っているなんて、思えないみたいに。 星みたいな君の笑顔は、そんなことをいつ心の奥底で思っていたの? 土曜に、キミの家に行った。荷物を全部詰め込んで、トラックは走り出した。 ああ、トラックが行ってしまう。その前に伝えなきゃ。俺の気持ちを。 「おーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!」力いっぱい叫んだ。 「どうしたの?」君が戸惑った顔でそう聞く。 「君のことが、ずっと、好きだったんだ!!!!!!!」そう叫ぶ。 キミも、なにか言いたそうだった。 でも、その時、信号が青になった。 トラックがスピードを上げて走り去っていく。 ああ・・・ 君が行くその前まで、僕の気持ちは伝えられなかった。 すぐ近くにあるのに、手を伸ばしても届かない。 キミは最後まで、金平糖みたいな甘い声をした、星みたいなコだったね。 どうも!作者(あるてみあ)です! 初投稿なので、感想やアドバイスなどをコメントしていただけると嬉しいです! それではまた会いましょう!さようなら!また逢う日まで~