ひまわりのような君へ
いやだよ、なあ。 なんで、こうなる? なんで、君だけ助かる? ばくも、巻き添えにしてくれたらいいのに… ……いや、ごめん。責めるつもりはなかったんだ。 もっと、早く気付けていれば…… 本当に、ごめん……… 「君は、悪くないよ」 えっ、と顔を上げると君がいた。 どうして…… クスッと笑って君が言う。 「未練が、あったから、だよ」 そのひまわりのような顔に、涙がつたった。 「私こそ、ごめん。でも、君だけは、守り、たかっ、た、から、 よかっ、た、無事、で……」 君の声がだんだん途切れてくる。 「じゃあ、ね。これで、もう、本、当にお、別れだね」 やめろ。いくな、っ! 「バイバイ、光!」 「向日葵っ!!」 初めて、君の名前を呼んだ。 早過ぎて、遅いくらいだ。 ……君の、ひまわりのような笑顔は、一生忘れない。忘れるもんか! ただ、最後に言えることは。 「……ありがとう」 僕を、暗闇から連れ出してくれた人。 僕に、ひまわりのような明るさをくれた人。 もういない君へ、 ひまわりの花束を添えて、送ります。