最果ての暗闇より、愛を込めて
2XXX年、地球は各地で異常気象が観測された。 考えられる限りの天変地異が起き、人々は"終わり"を悟るのだった。 「地球はおおよそ5年が寿命だとされています」 ニュースキャスターがほとんど棒読みで言った。 その後、人が変わったかのように口角をあげて次のニュースに入る。 「昨晩、F動物園でシロクマの子が産まれました」 地球の危機だと言うのに何だか他人事のような感じがしてテレビを切った。 スマホを手に取り、SNSを開く。 【脱出ロケット抽選】 大きな広告が流れて来た。 国際規模で数年前からロケットが作られていた。 ロケットの応募は主に若者を優先され、一機につき男女比が6:4程度に調整されている。 私は、そこまでして生永らえたいとは思わないのでそもそも応募すらしていない。 * 各地で生き残りを賭けた戦争が勃発した。 いい歳した大人が酷く騒ぎ争っていた。 私には分からない。何がその人達をそうさせているのかを。生き残りたいと思う感情が。 * 2年後。地球はさらに寒くなっていた。 某激安スーパーで、ただのトレーナーや長袖の下着が1着100,000円を超える超物価高になった。 石油燃料などもってのほかで、リッチな人にしか出回らなくなった。 「うぅ、寒い」 うめき声のような声をあげてしまい、恥ずかしくなったが誰もそんなことを気にする余裕はなくなっていた。 「1週間後にロケットが打ち上がります」 ニュースキャスターがまた棒読みに言う。 結局私は応募しなかった。友達は何人か当選していてちょっと嬉しそうだった。 「私の事忘れないでね」 なんて声がどこかから聞こえた。 地球が終われば私たちはチリとなるだろうからロケット組を覚えていることはできないだろう。 1週間後。 ロケットは呆気なく飛び立った。 それから数ヵ月して太陽が活動を止め、昼も夜も無くなった。 私の部屋が、庭が、校庭が、花ちゃんが私の部屋に忘れていったぬいぐるみが凍っていく。 結局、返しそびれちゃった。 花ちゃんは今はロケットの中。 手紙を添えて家の前に返した。 【友達でいてくれてありがとう。イケメン宇宙人いたら紹介してね。再び春が訪れる時まで、おやすみなさい】
みんなの答え
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好きすぎる、、
うわぁぁぁあめっちゃ好きなので、思わず感想書いてしまいました!! えぇっヤバい、、好き、、、、なんか本当に10歳ですか?? !! 読ませて頂きありがとうございました!!