短編小説みんなの答え:1

私はあなたが大好き。

私はあなたが大好き。 雪の匂い。ひたすらに降ってくる雪を手で握ってみる。ふわっと綺麗に溶ける。また私は歩き出す。中学校に向かっているのだ。今日はクリスマスイブ。今年は見事に雪が積もり、たびたび学校で話題になる。私はもともと冬が誕生日で、冬が好きだったけど、最近雪の良さを知ってもっと冬が好きになった。 そんな雪の良さを教えてくれた。愛おしいあの人。とてつもなく大好きになってしまった。 「おはよう!」わたしはそうあいさつする。それを聞いて、あの人も挨拶をする。そんなルーティーン。あの人と会話をする。そんな時間。ずっとずっと大切にしたい時間。 あの人と話していたら1日なんてすぐ! もうすでに昼休みだった。 あの人に呼ばれる。後ろを見る。するととても寒そうに頬を赤らめているあの人がいた。 あなたは私を教室の後ろに呼ぶ。私は今からなにが始まるのだろう。そんな気持ちだった。 あなたがこちらに手を差し出す。 「俺と付き合ってください!!」 そう言いながら。 私は何が起こっているのか分からず、混乱していた。 「え、あ…」 私は上手く声を出せない。 こんな時にも声を出せない私を情けなく思う。でも今は出さなきゃ声を。精一杯。伝えたいことを。 「ごめん」 「先に言わせちゃって」 周りから歓声が上がる。私はそんなこと気にせずにあなたを抱きしめる。 「ごめんね…ずっと大好きだったんだよ…」 自然と涙がこぼれていた。あなたに伝えたかったこと。それはごめんだったのかもしれない。 「ん…、?」 家の天井が見える。 周りを見ると、やけにびちょびちょなまくらがある。あれ。でもあそこに寝ているのは… 私…? 私。そうだ。クリスマスの日。いや、あの人誕生日の日と言った方がいいのかもしれない。あの日。 私は交通事故に遭ったんだ。 あの人に伝えたかったこと。それは置いていって『ごめんね』だった。あの人と付き合って。結婚して。子供だって出来ていたのに。私って情けないね。こんなに大事な時に交通事故に遭っちゃって死ぬなんて。 あの人の誕生日プレゼントとして一緒にレストランに行った。初めて高いレストランに行った。 あの子用のベビーカー。あの人が働いてがんばって買ってくれたちょっといいベビーカー。 「あぁ、あの子に乗せてあげたかったなぁ」 涙が込み上げてくる。でも死んでいるからなにも出ない。本当は泣いているのに。 あぁ、ずっとずっと一緒にいたのに伝えていないことがあったね。ごめんなんかよりとっても大切な言葉。 私はあなたが大好き。

みんなの答え

辛口の答え

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感動!!

こんちゃぁ!猫恋 です! 感動した! 私もこんな恋をしてみたい!(死ぬのは抜きで) 短文でごめ!ぜひこれからも執筆を続けてください! またキズなん会お!ばいちゃ!


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