ゆりの花のブーケと瑠璃色のドレスで。
朝、私の好きな瑠樹くんは今日も男子たちと笑い合っている。 同クラだけど、恥ずかしくて話せない。 しかも瑠樹くんはすっごくモテてて、性格も最高。頭は…そこそこだけど、運動神経はバツグン。男子がどこかへ行くと、女子がくっついていく。 ーあぁあ、あんなことできたらな。 何か手紙を渡す女子。それに向かって瑠樹くんは「ごめん、僕好きな子がいるんだ」苦笑いでそう返す。 ーやば!瑠樹くん好きな子いるんだ 誰だろう?クラスで一番美人の神田さんかな? 神田咲。ちょっと内気だけど男子からはすごくモテる そんなことを考えていると、私の靴箱に瑠樹くんが手紙を入れた。運良く誰も見ていない時に。 急いで取りに行くと、中身は 「花御ゆりさん、放課後第3会議室に来てください。」とかいてあった ー放課後ー 「第3会議室っと…」 開くと瑠樹くんしかいなかった。ここは瑠樹くんの部活、サッカー部の部室なのに… 「ど、どどどうしたんですか!?こんな私に何かっ」 瑠樹くんは私を抱きしめた。 「僕はあなた、花御ゆりさんが好きです 僕と付き合ってください」 私は突然の出来事に涙が出てしまう。 「っはい!」 「明日、桃華公園で。」 私は第3会議室の扉を開けると神田さんがいた。 「あんた、瑠樹くんとなんかしてたでしょ!」 多分瑠樹くんが扉を開けるのを待ってずっとここにいた。 普段は内気の神田さんが顔を真っ赤にして怒っている 「瑠樹くんと付き合うのは私だからね!」 神田さんも片想いしてたんだ。 ーでも私はもう片想いじゃない。 「ごめん。」 そう告げて家に帰った。 ー次の日 放課後ー 私は放課後、学校を出て、私の家の近くの桃華公園に出かけた。 制服から着替えて、お気に入りの服で出かけた。 瑠樹くんはもういた。 「かわいいね。似合ってる。」 「ありがとうございま…」 瑠樹くんが私の唇に人差し指を立てた 「敬語禁止。」 「は…うん!」 「毎日ここで。いつか絶対結婚しようね。」 「絶対!」 次の日の朝、神田さんがいる。 ー見られてたのかな…昨日の… そこで瑠樹くんの登校。 「わ!瑠樹くん!」 神田さんは一目散に走って行く。 「瑠樹くんって彼女いるんですかー?」 「いるよ」 朝の玄関先がどよめく。 ー私のこと絶対言わないでよ… 「花御ゆりっていう可愛い子」 みんなの視線がこっちに向く。 「僕の愛しい彼女」 瑠樹くんは私を抱きしめる 「…そ、そうデス!私は瑠樹くんとつきあってマス!」 カタコトになってしまう 「花御さん…」 神田さんが話しかけてくる どうしよう、絶対怒られる… 「幸せになってね」 笑顔で神田さんはそう告げた ー5年後ー 私たちの結婚式。神田さんもいる。 瑠樹くんはゆりの花のブーケを持っている 私は瑠璃色のウエディングドレスに身を包んでいる 「どんな時でも愛し合うことを誓いますか」 「誓います」 そこで私たちは2つの唇を寄せた。