星降る夜に現れた『英雄』
それは、今年一番の流星群が見れる日のこと。私は見てしまった。空から、小さくか弱い子竜が落ちてきたのを…。 私は天野てらす(あまのてらす)。 あの日の出来事は今でも目に焼きついている。今から二ヶ月前、私は窓から流星群を見ていた。すると、一際大きい光を見た。しかし、それはよく見ると、星ではなかった。私は慌てて家を出てそれが落ちていった森へと向かった。とても非現実的だが、そこには落ち葉の上でくりくりの目をこっちに向けて『キュー…』と鳴いている子竜がいた。 で、放っておけなくなった私は子竜を家に連れて帰ったのでした。子竜は他の人には見えないらしい(近所ですごい有名な占い師を除く)。すごく可愛い子で白いふわふわの子竜を私はよく抱き枕としていた。子竜も私によく懐いてくれた。人に怪しまれないように飼うのは大変だったが、それ以上に楽しさが勝った。 「今日から君は『キュル』って名前ね!よろしく、キュル!」 『キュー!』 でも、幸せは突然消え去るものだった。 その夜、この街をとても大きな大津波が襲った。そして、その時、私は…海岸にいた。キュルと一緒に海岸を散歩していたのだ。当然、いくら走っても津波の速度がはるかに上回っている。そして、ついに波は頭上に… (ダメ…もう…死んじゃう…!) でも、その時、 『キュー!!』 突然キュルの体が輝き、雄叫びにも似た声をあげた。そして、波の中に突進していった。 「ダメ!キュル!戻ってきて!!」 その瞬間、キュルが飛び込んだ辺りから光が輝いた。そして、全ての波が一気に弾け飛んだ。津波が収まったのだ。…しかし、津波は収まったものの、キュルはどこにもいなかった。 「…キュルーーーー!!!!!!!!」 私は大粒の涙を堪えることができなかった。そして、泣けば泣くほどキュルとの思い出を思い出し、なおさら悲しくなってしまった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー とても大きな大津波が突如収まったことに誰もが大喜びだった。なぜなら、誰も『キュル』と言う子竜の存在を知らなかったから、誰もたった一匹の小さな子竜があの大津波を防いだと知らなかったからである。 しかし、てらすは違う。『キュル』と言う存在は永遠に心の奥深くに刻まれる。街をたった一匹で救った自分だけの『英雄』として…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー どーもこんちゃっちゃ、Y.Kです!今回は感動系?の物語を書いてみました。キズなん投稿されるといいなー。もし、この短編小説がキズなんに投稿されたら、コメントください!