苦手なコーヒー。
なれないヒールを履き、好みじゃないワンピースを着て、苦手なコーヒーを入れる。あの子みたいに可愛くなるために。私は可愛くないし金持ちでもなければ勉強も運動も音楽も出来ない。まさに完璧の真逆。友達も少なくて夢を見る余裕なんてなかった。 はずだった。隣のクラスの白棚さん。私に告白してきた。全然人気でもイケメンでもない人だけどなんか惹かれた。私に初めての彼氏が出来た。自慢できるような人でもないけど、話し相手になってくれるだけでよかった。案外気が合ってハマってることを話し出すと、もう止まらない!!白棚さんと出会って毎日がひっくり返したように変わった。まだ親には彼氏のこと言えてないけど私にとって自慢の彼氏。一生ついて行きたい。私が下校中変な人に絡まれて、怒鳴られてる時「どこ見て歩いてんだよ!?」「ご、ごめんなさい」謝っても許してもらえなくて諦めかけた時。彼が助けてくれた。あぁ泣本当に出会えてよかった。 *。大好きだよ*。 なんて理想のような生活を妄想しながらコーヒーを口に入れる。苦いな、、やっぱりまだコーヒーは苦手みたい。