恋の花が散る瞬間。
「寒…」 もう12月。冬本番。 制服にコート、手袋、マフラー。それでも寒い。 電車ならきっと暖かいよね。 駅に向かって足を速める。 駅前に着いた。 もう街はクリスマスモード。 そこには大きなクリスマスツリーが立っていた。 クリスマスツリーの隣に居るのは…同じクラスの嶋村くんだ。 嶋村くんは私の好きな人。 降りる駅も一緒だし。折角だから一緒に帰ろうかな? 声をかけようとしたその時、 「あっ、渡辺~!」 向こうから声をかけてくれた。 私は嶋村くんに駆け寄る。 「や、やっほ-嶋村くん。 街中で大声出すにやめてくれない?もう5時だよ? あ、あの、嶋村くん、家帰るの?」 私は勇気を出して聞いてみた。 「うん。帰るよ。 あっ、渡辺って確か…駅一緒だったよね? なぁ…一緒に帰ってくれよぉ~。」 嶋村くんが急に乙女のな声を出した。 でも私はすかさず、 「うん良いよ。どうせ私1人だったし。」 と言い、2人で一緒に帰った。 ー次の日ー 「渡辺~!おはよ。」 「渡辺!一瞬これ持って。」 「渡辺、シャーペン貸して。」 明らかに嶋村くんとの距離が縮まって、接点が増えた。 それも、嶋村くんから声をかけてくれる。 その日、私は 「きょ、今日も一緒帰ろ.」 と誘った。 すると嶋村くんは 「あぁ.今日?ごめん!無理。 今度でも良いかな?」 と。そりゃぁ予定がある時だってある。 私は 「全然良いよ。また今度ね。」 と許した。 でも、これで今度一緒に帰れるから良いと思っていた。 その日の下校中、私はとんでもないものを目撃してしまった。 多くの子は先に帰っていて、辺りは静まり返っていた。 少し前に同じ程の背丈の後ろ姿がある。 私はもしかしたら?と思い、目を凝らした。 それは、嶋村くんと隣のクラスの前田さんだった。 前田ちゃんは、甘え上手でどこか憎めない、可愛い女の子。 私は瞬き一つの間に前田ちゃんは嶋村くんの彼女だとわかった。 この瞬間、私の恋の花は散った。 #短編小説. ど-も. 珠佳だよ. 読んでくれてサンキュ. 恋愛系物語。略して恋物。 書いてて楽しかったw コメントもヨロ~ またね-! 珠佳.