来世は一緒に
これが最後になるとは思わなかった。 もっと君と入れると思ってた。 「唯斗なんて大っ嫌いっ!!!」 「…っ!ごめん。」 「……」 「また落ち着いたら連絡して」 これが君との最後の会話だなんて。 思わなかった__ 私は彼に背中を向けた。 その時__ ドンッ 鈍い音が周りに響き渡った。 「え?」 思わず振り向くと そこには血だらけで横たわっている優斗がいた。 「え…」 「きゃあぁぁぁーっっ!!!」 「ひき逃げだ!!」 「誰か救急車を…!」 「人が轢かれた…」 周りがあたふたと動き回ってる。 でも私だけ動かなかった。 動けなかった。 「優…斗…?優斗…?返事してよ…ねぇ」 その時の私は信じられなかった。 優斗が死ぬなんて。 そんな訳ない。 私は救急車に乗って付き添いとして病院に向かった。 「あ、あの、優斗の部屋は…!」 「…優斗さんですね。024号室です」 「ありがとうございます……!」 私は急いで教えられた病室に向かった。 そこにはベッドの周りにたくさんの医師がいた。 「あの、」 「!」 「あの、優斗は…?!」 「…すみません…」 「え…」 「今は意識が飛んだ状態です。元に戻らず亡くなる可能性が高いです…」 「…」 私はその場で泣き崩れた 「…うわぁぁぁぁんっっ!!」 「……陽菜…?」 「え…ポロポロ」 「優斗…?起きたの、?」 「陽菜…ニコッ」 「優斗、!優斗!!」 さっきまでいた医師たちはいつの間にか居なくなっていた。 「陽菜…そんなに泣かないで?」 「無理だよ…」 「俺、多分もう…無理だ。ポロ」 「そんな訳ないっ!!」 「…」 「ごめんな。さよなら、陽菜、!ニコッ」 そう言い君は二度と目を覚まさなくなった。 「優斗…!いかないで…!お願い、!目を覚まして…ポロポロ」 でも君は起きなかった。 「来世で、また一緒に…!」 「生きようね」 そんな優斗の優しい声がした気がした。