それって「好き」って意味ですか?
好きなら、はっきり「好き」って言ってよ――。 私は光葉(みつは)、高1。 私には好きな人がいない。 私のクラスメートに、月緒(つきお)という男子がいる。 その男子はめちゃくちゃスポーツマンで、顔立ちも結構いい。 ザ・モテ男子って感じかな。 そんな月緒が、最近やけに話しかけてくるんだよねー。 「好きなアニメある?」とか。 他愛のない会話だけど、なーんか怪しいと思わない? 顔を隠しながら聞いてくるし、めっちゃ声小さいし。 何か企んでると思うんだよね・・・・。 ☆彡 僕は月緒(つきお)、高1。 俺には好きな人がいる。名前は光葉(みつは)。 光葉は、めちゃくちゃ可愛くて、優等生だ。 正直、付き合いたい。 だから僕は、光葉と両想いになりたくて、たくさん話してみようと頑張っている。 でも最近、光葉が変な顔をして僕を見てくるんだよな。 気持ち悪いって思われたかな?そうだったら最悪だけど・・・・。 ☆彡 今日、思いがけないことがあった。 屋上に呼び出されて、なんだろう?って思ったら、月緒がいきなりこう言ったんだ。 「あの、僕さ、光葉が可愛くて、その、なんていうか・・・」 あべこべなことを言ってきた。 多分、遠回しに「好き」って言ってるんだと思う。 面白過ぎる。「好き」って言うのが恥ずかしくて、あんな遠回しに言ったんだ。 思わず笑うと、月緒が呆気にとられていた。 私の笑いがやっと終わった後、月緒を見つめた。 そして、口を動かす。 「それって『好き』って意味ですか?」 「う、うん・・・・・」 月緒が安堵したようにうなずく。 顔が耳まで真っ赤だ。 私は思わず質問する。 「なんで今までたくさん話しかけてきたの?」 「え、それは、光葉と仲良くなるために・・・・」 「なんか企んでたんじゃないの??」 「違うけど!?」 面白い、月緒って。 意外と私、月緒が好きかも。 いや、もしかしたら、めっちゃ好きかも。 だから、言ったんだ。 「好きならはっきり『好き』って言ってよね。あとさ・・・・・」 息を大きく吸い込む。そして、続けたんだ。私の気持ちを。 「私も――SUKIDESU☆」