短編小説みんなの答え:2

ぽつん__と雨が降る日。私、時川 恋夢(ときがわ れゆめ)はもぞもぞと動く袋を見つけた。 ゆっくりと近づいて持っていた傘でちょんとつついてみる。 ビクッとその生き物?は跳ねた。えぇい。もう開けてやらあっ!そこら辺のガキんちょのごとく 思いっきり袋に飛びかかりパッと袋の口を開ける。そこには、耳まで口がさけて、目はランランと赤く燃えた化け物が... ということもなく少し濡れて毛がぺちゃんとなった茶色い犬がいた。 放置するのはかわいそうなので連れて帰って洗うことにした。 「母さんただいま~犬拾ったんだけど飼っていい~?」 「あんらぁ~♪れゆめちゃんが生き物を飼うなんて珍しいじゃなぁ~い♪いいわよ♪お世話はちゃんとするのよ♪」 と見事な親バカっぷりを添えた許可を貰った。早速風呂場に犬を連れて行きわしゃわしゃと洗っていく。 最初は温かいお湯にびっくりして震えていたが次第に気持ち良くなってきたのか終わる頃にはもっとお湯よこせぇ~とでも言いたげな顔でこっちを見ていた。 茶色の犬だと思っていたのはひどい汚れのせいだったようで今では真っ白で綺麗な毛並みだ。 しっかりタオルで水を拭いて乾かしてやるとふわっふわのぬいぐるみのようになった。よしっ。 お腹すいてるだろうなぁ...。なんか冷蔵庫あったかなぁ...。水を平皿に注ぎ、出すとぺちゃぺちゃと音を立ててすぐに飲んだ。 ササミくらいなら冷蔵庫にもあるし...。ごそごそと冷蔵庫を掻き回すようにしてササミを見事掘り当てた(?) 犬は満足げに綺麗に食べ尽くしたあと「くわぁっ」とあくびをして私の膝の上で寝てしまった...。 あ、名前付けなきゃだな。ん~...。大福みたいな色してるし、袋に入ってたからフクかな。 明日からどうしよう..。そう色々考えてる内に寝てしまった。 「...て!...きて!..起きて!!」朝からなんだろ~...って、ん!?んだこの状況は。 今私は、銀髪の無駄に()顔が整った人に起こされている。「ふぁっ!?誰...ですか!?」 「フクですよ。ほら、あの白猫です!弱っているところをれゆめさんに助けてもらったのです!だから恩返しに何か一つ願いを叶えさせてください!」 「え...ちょ待って...フクぅぅっ!?なんで喋れるの!?立ってる!?しかも人間!?イケメンだしいぃっ!ブフォッッ_(:3」z)_」 「あ~あ~w落ち着いてくださいw僕はそうです。話せて人間の姿にもなれますw魔法使いの犬なのでw」 「ぬぇっ!?魔法使い!?本当にいたんだぁ...!」 「はい。いますよ。近くにも意外といるんですよ。2丁目の薬屋さんとか...近所のKIZNANパン屋さんとか...おっと企業秘密を...。今のことは忘れてくださいませ」 「はいはい!提案!フクも人間界気になることあるだろうし交互に質問しあうのはどう?」「いいですね!」てな感じでかれこれ暮らし始めて数ヶ月...。それは初雪の日のことだった...。 「フク~!今日ね、雪降ったの!一緒に遊ばない!?」「れゆめよかったねwけどこんなイケメンと遊んでたら嫉妬されちゃわない?w」 「え~w嫉妬も何もご自由にお持ち帰りください~的な?」「おいw持ち帰りってw」というような冗談を言い合う仲にもなっていた。 だか急に黙るフクを見て私は「どうかしたの?」と思わず尋ねた。「あのね...。僕、れゆめに助けてもらったでしょ?で、ご主人様から『初雪の日までに恩返しをしてから帰ってきなさい。』ってテレパスを受けて...。 どうしてもれゆめと離れたくなくてさ...。言うの遅くなってごめん...。だからさ、願い言って?今までありがとね...!楽しかった。」 「そっかぁ...。私も楽しかった...。こちらこそありがとう。願いかぁ...。それってなんでもあり?」「願いを増やしたりするようなずる賢いのはだめ。」 「ん~...じゃあ、これで!フクと一緒にいたい!」「...!?」「だって魔法使いの犬はまだたくさんいるでしょ?私、フクと一緒にいたいから。」 「れゆめ...!ありがとう!けどね、ご主人様の元を離れると契約が切れて人間の姿や、人語を話せなくなっちゃうの。それでも一緒にいてくれる?」「もちろん!フクはフクだもん!!」 「その願い、受け入れた。これでもう話すのは最後だね。今までありがとう。それと...大好き___」ボフンッ...フクが犬に戻った。 「うん...。フク...。本当は私も好きだった...。けどこれからは一緒にいられるよ?もっとはやく言ってよ..w」「ワンっ!」そっちこそはやく言ってよwそんな感じに聞こえた。 どもぉぉお!アンダーバー様大好きぃ!作者の琥珀きゅんですっ☆((( 感想どしどし待ってまぁぁぁすっ!

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