花言葉の意味は……
僕には彼女がいる、「おはよー!」彼女が大きな声でそう言った。僕も負けずに「うん、おはよう!」と彼女に言った。 「あーそういえば隆文、今日のニュース見た?女子高生が刺されたってやつ!」「あー見たよ、物騒だよね」「それにさ、ここの街らしいよね」「うん」「隆文…」「ん?何?」「今日怖いから一緒に帰ってくれない?」そう怯えた感じで彼女が言った。しかし今日はバイト、「ごめんね美月今日、バイトがあるから無理なんだ、明日一緒に帰ろう!」「………うんわかった」申し訳ないと思ったけど仕方ないよね。 バイト終わり…。「うーん、疲れた!」プルルル、電話の音が鳴り響く、「誰だ?あれ母さんからだ、もしもし母さん?どうしたの?」「隆文!美月ちゃんが…美月ちゃんが刺されたって…「は…?」「美月は!?」「病院よ…早く来なさい…」「うん、わかった!」僕は病院へ走った。「母さん!美月は?」お母さんは横に首をふった、「そんな…」僕は膝から崩れ落ちた。あの時、一緒に帰っていれば…、「これ、美月ちゃんから…」そう言って袋いっぱいに入っていた花を僕にくれた。「カスミソウ…?」彼女が好きな花だ。僕は枯れないように懸命にカスミソウを育てた。僕が高校二年生に上がった時、友達が遊びに来た。「よ!隆文、元気だったか?」「あ、うん…」「うん?それってカスミソウじゃねえか、どうした?隆文花好きだっけ?」「ううん、死んだ彼女がくれた大切な花なんだ」「……よかったな。カスミソウの花言葉、何かわかるか?」「え、わからない」「カスミソウは「永遠の愛」って意味だ」「……!」僕は彼女の仏壇に行き、まだ枯れていないカスミソウをお供えした。「ありがとう…僕も愛してるよ…」