【短編小説】親友なのに憎らしいあの子、私の4年間。
「瑠乃、おはよ!」 教室に入ると、目の前に由衣がいた。 「おはよ、由衣」 私がそう言った途端、 「悠~!その本貸して~」 悠に駆け寄った。 由衣は、親友だけど恋敵。私の恋を応援してくれてたけど、最近悠のことが好きになったんだって。 近頃は無自覚でマウントを取ってくるようになった。友達として大好きなのに、恋敵と考えると憎い。 私の硝子の精神には、まだ恋愛は早かったみたい。 3年生の春。悠は私の目標、私の光だった。キラキラしてて、いつも中心のような存在。 私は、ただひたすらに、悠を追いかけていた。そしたら、少し自分が変わった気がして。 悠と一緒にいると楽しくて、笑顔になれた。いつの間にか、「憧れの人」から「好きな人」になっていた。 「悠に告白する」 由衣が唐突に言ってきた。告白する気なんてないって言ってたのに。 正直悠は由衣のことが好きな気がして、ずっとずーっと悩み続けている。 友達として、恋敵として、告白だけは応援したい。でも、両思いになられたら悲しい。 私は、「頑張って」としか言えなかった。 そして、案の定由衣と悠は付き合い始めた。 2人の顔を見る度に目が潤んでしまう。もう死にたい、消えてしまいたいとさえ思う。 2人の関係をぶち壊して邪魔したいわけじゃない。 せっかく付き合えたなら、幸せになって青春を謳歌してほしい。 でも、私の「もう1つの本心」が邪魔をする。 由衣と悠は、私含め「3人で帰ろう」と言ってくれる。けど、お邪魔虫になりたくない。 それに、一緒にいるだけで心が壊れてしまう。苦しくて、辛くて、もういっそ…って。 悠が私に近づく度に、「期待させないで」って思う。 由衣が声をかけてくる度に、「私の4年間を壊したのは由衣なのに、もう手遅れなのに」って思う。 静かな夜、私は部屋に独りぼっち。 なんで私は報われないんだろう。努力が、無駄にされてしまうんだろう。 もう、生きる意味も、理由も、存在意義も何もない。 そんなことを考えた途端、 私の手に零れたのは、最期の涙だった。 *:・゜。*:・゜*:・゜。*:・゜。*:・゜。*:・゜。*:・゜。 こんにちは、月です( ;∀;) 本当の最近の出来事を小説にしてみました。 失恋したばかりで、もう心がズタボロの状態です。。。 感想を頂けたら嬉しいです。