短編小説みんなの答え:3

拝啓尾張の大うつけといわれたあなたへー

「今までありがとう、元気でいてな」そんな彼の言葉に私は何も言えないままだ。何が元気でいてな、なの?なんでありがとうって言うの? ホント苛々する。悔しい悲しい辛いキツい。あなたが逝ってしまうのに私はずっと立ちすくんでいる。こんな時代おかしいよ。変えてよ。誰かおかしいってい言ってよ。闘いがある時代にもう私は生まれたくない。 ーときは戦国時代。各地の大名が天下統一を成し遂げようとしていた、戦の時代。一番争いが多かった多かった時代である。私はそんな時代に生まれて、濃姫と名付けられ、織田信長と政略結婚に至ったのだ。 彼は、戦いばっかりで私とそんなに会うことがなかった。私は最初は彼にあまり興味がないから別にいい。 もっと妻らしくしなさいなど、色んな人に言われるが別に私の勝手だしどうでもいい。 でも、あの時から彼のことが好きになった。尾張の大うつけとも言われていた彼が戦に行くと、人が変わったように敵を倒してしまう。私はそんな彼を見てから好きになってしまった。でも、彼は私のことなんて気にしていない。それが心にぐさりと刺さる。 あるひ、私が病で倒れたとき彼がつきっきりで看病してくれた。その時彼といっぱい話して距離が縮んだ気がした。でも事件は起こってしまう。 1582年6月21日京都の本能寺で明智光秀による放火が起こってしまう。私はすぐに彼の傍に行った。彼は逃げてといったが私は、逃げなかった。でも逃げてしまう。そして彼は逝ってしまった。私は悲しみのどん底に居る。誰も救い出してくれない。誰も気にしてくれない。あぁ辛い。 その後の1612年信長が死んでしまってから、30年後に私も息を引き取った。 私の恋は結局実らなかった。でも、あなたが幸せなら私もいい。 ※これはあくまでも本当のことではありません。

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