短編小説みんなの答え:6

追憶のキミとの誓い

俺は、竹内朔也(たけうちさくや)。中学2年生。 俺には、好きな子がいる。彼女の名は、白根柚葉(しらねゆずは)。俺と同じ公立中学校に通う、中学1年生だ。可愛くて、性格が良いから、学校中の男子に大人気だ。 今、俺は、白根さんへの告白計画を考えているところだ。明日、学校に行き、白根さんの靴箱に、『今日の放課後、話したいことがあるから、学校の裏庭に来てほしいです。』と書いた手紙を入れ、放課後に告白する予定だ。 次の日の朝。俺は、いつもより早く学校に行き、白根さんの靴箱に手紙を入れた。 (手を合わせて拝み、白根さんに届きますよーに、って、俺、何やってんだ?) 我ながら、おかしくて、笑ってしまった。 昼休み。俺は、白根さんが手紙を読んだのかどうかを確かめるために、彼女の教室へ行った。そこに入ると、彼女は一人ぽつんと、自分の椅子に座っていた。 (あれっ?おかしいなぁ・・・・・・。) 人気者の彼女は、いつもは友達に囲まれて、楽しそうにおしゃべりしているのに、今日は、彼女に誰一人話しかけない。 「白根さん・・・・・・?」 「竹内先輩。どうしましたか?」 「あのっ、俺が白根さんの靴箱に入れた手紙、読みましたか?」 「はい、読みましたよ。それで、話したいことって、なんですか?」 「あ、その・・・・・・。それは、今日の放課後に話すんで・・・・・・。」 「・・・・・・?はい、分かりました。」 放課後。学校の裏庭に行くと、白根さんがいた。 「俺、白根さんのことが好きです!付き合ってください!」 俺がそう言った途端、白根さんが泣き始めた。 「しっ、白根さん!?どうしましたか!?そんなに、俺に告白されたことが嫌でしたか・・・・・・?」 「ううん、そうじゃなくて・・・・・・。実は私、昨日、車に轢かれて、死んでしまったんです・・・・・・グスッ。せっかく、竹内先輩が告白してくれたのに・・・・・・グスッ、私も竹内先輩のことが好きなのに・・・・・・グスッ。私は、もうこの世にいない人だから・・・・・・竹内先輩と付き合うことはできません・・・・・・。うぅっ・・・・・・。」 俺は、白根さんの話を聞き、不思議に思ったことが腑に落ちた。 彼女に誰も話しかけなかったのは、彼女がもう、死んでしまったからなんだ──。 そして、彼女が泣き始めた理由は、彼女は恋が叶っても、俺と付き合うことができないからなんだ──。

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