100円玉の使い道
わたしはリビングで本を読んでいた。 ただ、なんとなく、顔を上げたら… 目の前に、100円玉がポツリと、忘れられたかのように置いてありました。 100円玉と見つめあうこと、たっぷり10秒置いて我に返った。 は?なんで100円玉が? お母さんが置いていったのか。いやいや、なんでここに置くんだよ。 分からなくて、顔をしかめた。 この100円玉。使ってよいのだろうか? 念のため、お母さんに聞いてみるか。勝手に使って返してとか言われたらイヤだし。 わたしは本を置いて、キッチンにいたお母さんに話しかけた。 「お母さん、この100円玉使っていい?」 「え?ああ、いいわよ。どうせ使わないし」 うわ、お金を使わないって、頭どうかしてる。…いや、まあ100円玉をゲットしたからいっか。 わたしは100円玉を机に置き、しばし見つめあった。 この100円玉。どう使うべきか。 チョコレート?いやいや、すぐなくなってしまうか。 グミ?ラムネ?キャンディ?どれも同じだ。 それに、100円で買えるグッズや文具って、そうそうない気がする。 ならば貯金したほうが…………でもたったの100円なら、いっそ使ったほうがいいような……。 あ、募金はどうだろう。人の役にも立つし。 …ううう、でも募金に100円は入れたくないな…せめて10円玉がいい。 100円といえば、ゲームセンターなら? ほぼほぼ100円だし…………ううん、クレーンゲームなら一発で取れなかったらショックだし、ゲームコーナーは100円じゃないよね。 わたしは考えて考えて、考えて…机に突っ伏した。 ダメだ。この100円玉の使い道が思いつかない! 何に使ってもイヤだ。だからといって貯金するのもなんだかイヤだ。 なら…………。 あの100円玉は、結局使わなかった。 何に使っても、すぐなくなるし。100円で買えるモノなんてあんまりないような気がするし。 だから、元の位置に戻しておいた。 再び読書を再開する。 あーあ、無駄に頭を使ってしまった…。本の続きとか忘れちゃった。 パラリ、本をめくる。わたしはカッと目を見開いた。 ちょ、ちょっと待って!ラスボス、見た目的にもめっちゃ弱そうなんだけど…! あとがき☆ しっかりしていそうなコが100円玉の使い道を考えるというおかしな物語を書いてみました!感想よろしく!