夏の少女(初投稿)
8月のこと。 小さな子供を助けた時に、どんっと音がした。 その瞬間空へふわりと浮いた。 その時見た風景はとても不思議で、どこか儚かった。 空を泳ぐ鯨、眩しい太陽… ふと気がついた白のワンピースの少女。 (おいでよ、おいで。)と言っている気がした。 追いかけてみると、その少女は雲の椅子に座っていた。 「雲の椅子、座って。」 と言われ座ってみた。ふわふわとした感覚で眠たくなった。 眠りそうになった時、少女は言った。 「キミは、人生楽しい?」 「楽しいよ。」 辛いことはあるが、ある親友とふざけたり、お出かけしたりするのが楽しいのだ。 言った瞬間、少女はにっこり笑って、こういった。 「じゃあこれからも楽しんでね。」 そう言った瞬間、ベットで寝ていた。 「おお、息を吹き返したか。」 「奇跡だ」 「良かった……」 あの時、トラックに跳ねられていたそうだ。 さっきまで生きているか分からない状態だったが、元気になり、医者は奇跡だと言っていた。 その後、みるみる回復し、後遺症はなかった。 あの少女が、助けてくれたのだとしたら…。 あの後、少女は現れなかった。