短編小説みんなの答え:0

たったあれだけで

私は、コーロ。他の狐に比べて頭が良くて人間が好きな狐。獲物として好きという意味ではないよ。ここは人間の国。この国では狩りが伝統的な文化となっている。 でも、最近は、狩人の子供たちが狩を受け継ごうとしないらしい。子供たちもやりたいことがあるから狩りなんてしたくないそうだ。そのせいで、国はどんどん貧しくなっていっている。伝統的な文化が失われていくショックで、あまり狩りがうまくできないらしい。それでいろいろな争いがある。「狩人が狩りを子供に教えないからだ!」と言う意見や、「文化を引き継ごうとしない子供が悪い!」などの争いがたくさん起こっている。そのせいでどんどんどんどんこの国は貧しくなっていってる。 何か手伝えるんではないかと思ってきた。狩は得意な方だったから、お肉や木の実をとってきて、お墓の近くに置いてみた。 すると、少年がやってきた。少年は、唯一、争いに反対している善良な少年で、その少年は墓参りに来たらしい。すると、少年はお肉や木の実に気づいた。すると、「これはおじいちゃんがこの街を救うために助けてくれたんだ!」と言い走っていった墓参りにきたんじゃなかったっけ?と思ったけど、まぁいいや。言葉を話せないけど、文字を書ける。だから。(お前はこの国を復活させてみろ善良な者ばかりの国になれば、この国は、以前よりも発展するであろう。)と書いた手紙を昨日の墓に置いてみた。この国がどうなるのか見てみよう。 次の日、その手紙を見た少年が「これは神になったおじいちゃんがこの国に最後のチャンスを与えてくれた。この食べ物は善良なものにだけ与えられるものだ!」少年がそう言うとぴたりと争いはやんだ。そしてみんな働き者になって、子供たちも家の手伝いやいろいろな仕事を手伝い、私はそれを観察して、良い行いをしたものに、食べ物などを配っていった。そして、善良なものだけが生き延びていく国になった。 約5年後、この国はとても発展し、他の人間の国を助けるようになった。そしていろいろな味方をつけていった。 ある日、世界を巻き込む大戦争が起きた。しかしその人間の国は襲われなかった。この国よりもつよい人間の国はいくらでもある。だから、この国も戦争巻き込まれていたら、確実に滅んでいただろう。しかし、この国には、たくさんの味方がいるから、攻撃して戦争に参加していたら相手が不利になる。全く襲われなかったのだ。 ある夕方、あの少年に食べ物を配っているところを見つかった。すごい慌てたけど、すごい可愛がってくれた。そしてその少年は「この国を助けてくれてありがとう」と言って手を振って帰っていった。 あれから何十年経ったであろう。今では文明の発展もあって、どんどんいい国になっていってる。まだこの国より良い国はまだあるが、あの戦争の話は有名になった。もうすっかり私もおばあちゃんだけど、ずっと見守る予定。もう食べ物を配る必要もなくなった位発展しているよ。ずっと前の話だけど。 ほんとうにおどろいたよ。たったあのくらいでここまでになるんだもん。

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