短編小説みんなの答え:6

こんな世の中

大人たちは汚れている。 本当に苦しんでいる人を見捨て、苦しんでいるフリをしている人に手を差し伸べる。 そんな風習が浸透している。 大人たちは気づいていない。 本当に苦しんでいる人がSOSを出していても冗談だと笑う。 本当は笑うべきではないのに、笑ったらいけないのに。 弱者は見捨てられる。 そして弱者が大人に助けを求めた時、大人はこう言う 「お前が悪い」と、 …本当に何がしたいんだ?私達が何をした? 私達はなりたくてなったわけじゃない「弱者」という“ショウガイ”のせいでいつまで苦しみ続けないといけない? 私達はSOSを絶えず出している。 はずなんだろう? SOSに気づいてくれる大人はいる。だが“ソレ”は一時的で、どうせ大人は自分が最優先だ。 いつの時代だってそうだった。 自分がいつだって大切だと。 “相手の気持ちを考えて行動しなさい”とはよく言ったもんだ。本当はそんなこと綺麗事で、誰もそれに従わない。 なんてことを言った君。 だけど君はそんなこと思ってない。 君の発言に垣間見える闇は僕よりももっと暗くて黒い。 けど君の闇は僕とは違かった。 誰かが苦しんでいるのを楽しんでいるような 君は転生出来る。だから僕よりもこの世界を知っている。 何回かの転生での出来事を僕に教えてくれた。 その中には良い大人もいた。だが、そういう大人は大体皆んなに恨まれる。 …僕達のせいで?あ、僕だったのか。 一度目は家族中を巻き込んで心中した。 二度目は金持ちの家族に生まれ、役立たずだったため家族から憎まれ自害した。 三度目は奴隷として 四度目は金持ちのストレス発散用として 五度目はイジメで、 どの人生も決して幸せではなかった。 いつでも人の上に人がたっている。 大人は惨めで、穢れていて、 …だけどこの人生を諦めきれなかった。 復讐するまでは、君の泣き顔を見るまでは。 僕も転生していた。 いつでも君に操作されたマリオネット。 君が言っていた人生の主人公。 君は知らないだろうが、僕も転生していた。 そんなことにも気づかないのが、面白かった 君の恐怖で歪む顔がみたかった。 君のことを僕は一生許さない。 君がどんなに転生しても僕は君を追いかける。 君はもう僕の監獄の中、一生逃げられることはない。 次の人生で、僕は君に仕返してあげる。 次は僕の番。だからどうか君も逃げないでね じゃ、次の人生で会おう? 「逃げたら、ただじゃ済まないからね?」 この世と作中の“君”に恨みをもった”僕“の話です。 元々は”君“のように大人に恨みを持っていましたが、本当の”君“を知ることで恨みの対象が”君“に変わったのでしょう。 これから”君“はどうなるのか、ちょっとホラーな話になりますが、気になります。

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