記憶喪失
パチッ 目が覚めた。 ここはどこ? 私は誰?私の名前は? 遠くで誰かが「先生!!〇〇さんが起きました!!!!!!」と言っている。 何事だろう。 目が覚めた時には気づかなかったけれど、私の隣に誰かがいる。誰かかはわからない。 誰かは、「さや!さやっ!ごめんね、、、私のせいで、、、」と言って泣いていた。 私の名前は仮で「さや」にする。 頭と左腕には包帯が巻かれている。 まずは思い出そう。 なぜこうなったのかを。 ありか目線~~~~~~~ さやが目を覚ました。 私は「さや!さやっ!ごめんね、、、私のせいで、、、」と言っていた。 廊下で看護師さんがあわただしく走っている。 なぜさやがこうなったのかを説明しよう。 さやと私は公園で遊んでいた。 5時になった。帰っている途中に横断歩道があった。 さやと話しながら、横断歩道を渡った。その時だった。 プップーッ キキィーーーーーー 信号無視だ。私は走ろうとした。でも、体が動かなかった。恐怖で。 そうしたらさやが私を庇ってくれた。 キキィーーーーーー ドンッ 鈍い音がした。 私は見た。 さやが頭と左腕からドボドボ血を流していることを。 運転手さんが救急車を呼んでくれた。 私は、救急車が来るまでの間、「さや、、ごめんね。私のせいで。」「私がいけなかったんだ。」「さやは悪くない。」 と言い続けた。 ピーポーピーポー 救急車が来た。救急隊員が急いで担架にさやを乗せる。私も乗れと誘導された。 ピーポーピーポー 救急車が走っている間、私は泣いた。泣きまくった。目が腫れるまで泣いた。 病院に着くなり、急いで手術室にさやは行った。 私の前で先生は言った。 「さやさんが助かるかは五分五分です。私たちも全力で頑張ります。さやさんは死なせません。」 と言った。私はこの先生に全てを賭けようと思った。 さやのお母さんは、単身赴任でカナダまで行っている。 お父さんは、いない。交通事故で死んでしまった。 さやは大大大大親友だ。 さやが死んだら私も死ぬかも。 そう思うと、頭が「恐怖」で埋め尽くされた。 そして、先生から言われた。 「さやさんは、、さやさんは助かりました。」 私は顔が熱くなるのを感じた。 これまでにない以上の喜びだ。 先生が続きを言った。 「さやさんは助かりましたが、記憶喪失になる可能性があります。」 と先生に告げられた。 私は咄嗟に 「さやは絶対助ける。記憶喪失になっても、私のことを忘れても。」 と言った。 私はさやがいる1-12にいることにした。 さやが起きない日が何日も続いた。 でもありかは待ち続けた。晴れの日も、雨の日も、雷雨の日も、雪の日も。 10日待った。 私は少し諦めかけていた。 そんな時、さやが起きた。 さやが起きた!意識がある! 私は急いでナースコールに叫んだ。 「さやが、、、さやが目を覚ましました!!!!!!」 先生、看護師さんが1ー12に駆け込んできた。 ちゃんと起きている。 私は先生に確認をとった。 「さやを…さやをクリスタルハイランドに連れて行ってもいいですか?」 クリスタルハイランドはわたしとさやの思い出の場所だ。 先生は言った。 「それでさやさんの記憶が戻るのなら………よし。やってみよう。」 1日後 私とさやと看護師の葵さん(男)はクリスタルハイランドにいた。 さやがしゃべった。 「ここ、あやかとかいうおんなのこと、きた。」 葵さんと私は喜んだ。手を叩いた。 先生に電話した。 「さやの…さやの記憶が戻りました!」 10年後 私は彼氏の葵と公園で散歩をしていた。 葵はあの時一緒にクリスタルハイランドにさやと行った看護婦さんだ。 5時になったか。 帰ろう。 横断歩道を渡っている小学生がいる。 プップー キキィーーーーーー 車だ! 私は走った。 小学生の子を抱えて。 もう、ああなりたくない。 初投稿です! 面白かった? 少し怖かった? じゃねっ.’