誰にも言えない秘密。
妖怪倒し。それは突然始まった出来事だ。 ある日。ヒロはいつも通り学校に行った。すると、ヒロと海斗と瀬名しかいなかった。 海斗と瀬名は、ヒロの友達だ。 どちらも青ざめている。 ヒ)「どうしたんだ?他の人たちは?」 海)「わかんない。僕たちの机の中に、こんなものが…。」 【〈妖怪倒し招待状〉 君たちは、妖怪倒しに選ばれた。これから三日間の間に、妖怪を倒したまえ。 全て倒すことができれば、報酬1000億万円を授ける。】 ヒ)「は?なにこれ。やんなくてよくね?」 瀬)「続きがあるよ。」 【しかし、三日以内に倒すことができなければ、君たちは即死罪とする。】 ヒ)「え?」 ヒロも海斗達と同じように、青ざめてしまった。 瀬)「どうしよう?私たち、戦ったこととか、ないんだよ?」 海)「困りましたね…。」 その時だった。ドーンと音がして、誰かが入ってきた。 ヒ)「人間?」 海)「違うよ。妖怪だよ。」 海斗が答えた。妖怪は、女の子だった。ひどく傷ついていた。 瀬)「なんで、怪我してるの?」 ヒ)「わかんないよ。とにかく、箒で退治しよう。」 瀬)「無理だよ!無理無理!どうしよう。どうしよう。どうしよう!」 海)「瀬名!?落ち着いて!」 瀬)「無理!もう、いやぁ!」 そう叫んだ突然、瀬名は立ち上がった。姿が、妖怪そっくりになった。 海)「ひ、憑依した!?」 ヒ)「ヒョウイってなんだよ?」 海)「妖怪、つまり霊が、人間に移ることだよ。そして、操ることができるんだ。」 ヒ)「え、やばいじゃん!?」 海)「そうだよ!戻すには、瀬名を倒すことになるんだよ!」 ヒ)「でも、倒せない。瀬名も、霊も。」 海)「霊も!?」 ヒ)「この女の子、傷ついてる。俺は、わかるんだ。この子は、事故で傷を負って、クラスの人から気持ち悪がられ、家族にも嫌われた。苦しかったんだろうね。」 海)「ヒロ、なんでわかるんだ?」 ヒ)「実は俺も、虐待を受けてる。この子と同じように、人には言えなかった。ねえ、そろそろ静かに暮らしてみない?」 妖怪)『わ、たしの気持ちがわかるの?うれしい。ありがとうー』 妖怪はどこかに消えて、瀬名が倒れた。 海)「瀬名!大丈夫か?」 瀬)「うん…。なにがあったの?」 ヒ)「俺、なんな子供をなくしたい。自分も片付いてないけどね。でも俺にはきっと、明るい未来が待っているはずだから!」 ー終わりー