仮面屋さん
私はいろいろな仮面を売っている仮面屋さんだ 私自身も仮面をしている 私が仮面屋さんになりたい・・・そう思ったきっかけは中学校のときだった 周りはみんな仮面をかぶっていた でもかぶっていない子がいた その子はありのままの顔でみんなと接していたけど 正直周りからはあまり好かれていなかった そして、我慢できなくなったのかしばらく学校に来れなくなってしまった そしてその子も仮面をかぶるようになった 私はその時から仮面は自分にとっての安全装置?みたいなものになった だから誰にでも簡単に仮面をかぶれるような環境を作りたい その思いで仮面屋さんを続けている 仕事内容としてはたどり着いたお客様に最高の仮面を提供するというものだ 長い間続けているといろんなお客様がくるもんだ ある日せっかくこの仮面屋にたどり着いたというのに 「仮面はいりません。私には必要ありません」 なんて言ったのだ。理由を聞くと 「仮面つけてたって苦しいだけじゃないですか。ありのままの顔で人と接したいじゃないですか」 といった 世の中にはいろんな人もいるものだ でも私はその人の考えもなんだか分かるような気がした でも仮面をかぶらないと私だったら生きていけない・・・ それから複雑な感情がずっと毎日私のなかで渦巻いていた 何が正解なんだろうか