【短編小説】届かない嘆き(文字数ギリ)
ねぇ神様。なんで自分じゃないといけないの? 今日も辛い1日が終わったよ。 昨日とおんなじように 泣かないように 強く強く目を瞑る やれと言われても何にもできない 笑えと言われてもどうも笑えない この辛さを表す ぴったりな言葉すら見つからない 勝手に引きこもって 勝手にくるしがって 勝手に心に蓋をする いつか誰か この気持ちをわかってくれる人が現れるの? みんな明るいことを言う。 「大丈夫だよ。」 「何とかなる。」 「泣いていい。」 みんな明るいことを言う できないから苦しいのに いつか誰か この気持ちをわかってくれる人が現れるの? いつしかその人が現れて 話を聞いてくれるとして 明日はげんきに笑えるの? いつしかその人が現れて 話を聞いてくれるとして 自分はしっかり話せるの? 言えない事だらけの心に 表せない事だらけの心に また明日には開く蓋をして 夢の中へと眠りにつく 夢の中でも苦しみ出す 以前の後悔引っ張って 「そんなことない」 「わすれていいよ」 こういう言葉を投げ捨てて 「学習しなさい」 「頭に叩き込め」 こういう言葉を拾ってた 失敗しかない毎日で 叱られてばっかりで でもこっちは一生懸命やってるんだよ そっちはそっちで叱っとけ そんな身勝手な空想で 言葉はどんどん途切れてく 夢でしかない言葉たち 今から言おうと思っても 見えない壁が邪魔をする できればずっと夢にいたい 明日は来ないでほしいから ここなら言葉は言いたい放題 ここにいれば心の傷も癒えていく 現実世界は甘くない 正解なんてないからさ 現実世界は甘くない でもいつか支えてくれる人が現れる そうやって見えない希望に かける意味は果たしてあるの? いつしかその人が現れて このせかいをあまくして 明日はずーっと寝ていたい いつしかその人が現れて このせかいをあまくして 明日はずーっとしあわせで そんな身勝手な空想に また蓋をして眠りにつく いつしかその人が現れて 話を沢山聞いてくれて 明日は元気に笑ってる そうやって妄想する