初めての ともだち
私は 新井 そら。今日から中学1年生。 自分で言うのはおかしいけど、すっごく爽やかで明るい名前でしょう? スポーツも勉強もなんでもできる明るくて可愛い女の子。 そんな子がこの名前にピッタリだと思う。 でも …… 私は、スポーツが大の苦手で不器用で、勉強はそこそこ 可愛くもないしスタイルも悪い、暗くてじめじめした女子なの。 名前負け、だよね。 おかげで友達は今まで誰もいない。 小学校では昼休みには自分の席で読書して、移動教室も1人。 遠足の班作りなんて地獄だった。 今日から中学校生活がスタートするけど、友達を作るなんて絶対無理だろうな… そう思いながら静かに教室に入り、席に座る。 片付けが終わったので読書をしていると 「そらちゃん、始めまして!」 いきなり隣の席の子が話しかけてきた。 でもそれはよくあること。 名前だけ見て、仲良くなれそ~とでも思うのか、初対面の人はよく私に話しかけてくるけど、 暗くてつまらない子だと分かるとすぐ離れていく。 正直、またか、って感じ。 そら「初めまして…」 ??「私はね、希望の希に空で、のあって言うの!加藤 希空!よろしくね~!」 加藤希空ちゃん…かわいい名前… 明るくて可愛くて、ぴったりな名前だ。 そら「そ、そうなんだ、ね。」 のあ「そらちゃん、〇〇小?」 そら「う、うん、」 〇〇小から来ている子は1番多い。 加藤さんはどこから来たんだろう… のあ「そうなんだね!…じゃあ、友達いっぱいいていいね、」 加藤さんは呟くように そう言った。 そら「…い、ない、よ、」 思わずそんなことを言ってしまった。 やっちゃった…初対面なのに… それでも私は止まらない。 そら「…名前は、かわいいねってよく言われるけど、実際は暗くてスポーツもできなくて、友達なんて今まで1人もいないよ…」 のあ「…私ね、小学校の時いじめられてて、ちょっと遠い学校から来たの。だから、友達ができたことないんだ。この学校では明るくがんばろうって思って… そらちゃん。友達にならない、?」 そら「え、、うん、!なろう、!」 __________________________________ ~10年後~ 「そら~!!あのねあのね、美容師の資格とれた…!!」 「わぁぁっ、のあおめでとう!!実はね…私も看護師の資格がとれたんだ…!」 「わぁぁぁおめでとう!!じゃあパーティーだパーティー!さすが世界一の親友!」 「そらこそ…!私の宇宙一の親友だよ!」 これからも、ずっと。