気づかなかった小さな恋の始まり
私は高野花凜(たかの かりん)。小5。 ある日、カフェで友達とゲームをしていると、友達が 「ごめん。お母さんの都合で家に帰らなきゃ。急にごめんね。また明日!」 と言って帰ってしまった。 私も仕方ないので帰ることにした。 帰る途中、横断歩道があるのだが、そこに友達の名前が裏に書かれたキーホルダーを見つけた。 信号は変わったばっかり。時間はまだある。 よし。 拾おう。 かがんで、手に取って、次は立つだけ.... きゃあ!!!!!!!!! 誰かとぶつかった。 顔をあげると、イケメンのクラスで人気男子、河野洋(こうの よう)君がいた。 「大丈夫?、足」 と言われ、足を見ると、血が出ていた。 「だっ、だっ、大丈夫です!」 そう言って、私は走って家帰ってしまった。 あれが、小さな恋の始まりだったとはは知らずに。