短編小説みんなの答え:2

透明人間の友達

僕の名前は秋。 僕は一人ぼっちで悲しかった。人と話すのが苦手だから友達もいないし、交通事故で両親も死んでしまったし、おばあちゃんの家で過ごしているけどそんなおばあちゃんも最近体の調子が悪くて病院で入院していた。おじいちゃんも僕が生まれる前に死んでいた。 僕は今、本当に一人だ。 学校では休み時間はずっと一人で黙々と本を読み、家に帰ったら誰もいない寒い部屋の電気をつけて、適当に夕飯を食べると早いうちに寝る。それが最近の僕の一日だ。 誰ともお話しないし、誰かに褒められるわけでも認められるわけでも愛されるわけでもない、孤独で寂しい日々だった。 そんなある日、寝る直前で布団の中で横たわっている途中、背後から強い人の気配を感じた 無いかと思い僕は恐る恐る振り向くがそこには誰もいない。でもやっぱり人の気配を感じる。怖くなって僕は布団の中にもぐりこむが、誰かが僕の近くでささやいた。  「僕とお話ししようよ」 ...え? 僕は驚いて布団の投げ飛ばして起き上がった。あたり一面見回すが誰もいない。でも確かに声が聞こえたのだ。そして僕は窓から差し込むの光の中にできた、自分じゃないもう一人の影に気がついた。 まさか、妖怪!?透明人間?! 「早く気づいてくれよ~」 今度はさっきよりももっとはっきりした声が聞こえた。僕は怖くなって逃げ出そうとしたが何者かに服の襟をつかまれてしまう。そしてその勢いで僕は尻餅をついてしまった。  「ねぇねぇ、君名前は?」  少年のようなどこか幼い感じのする声が僕の正面あたりから聞こえてきた。 やっぱり誰かいる。 僕は冗談半分な気持ちで「...秋。」とつぶやいた。 するとすぐに僕の正面から「そうなんだ!君秋っていうんだ!いい名前だね! 宜しくね!」という返事が聞こえた。 僕はそんな透明人間に問いかける。 「ねぇ、君...もしかして透明人間なの...?」  「うん!そうだよ!」 「えぇ!本当に?」「本当本当。」 影に映る透明人間の頭が上から下へと上下に動く。 うなずいているのだろうか。 「ねぇねぇ、さっきまで暇だと思ったでしょ!よかったら僕とお話ししない?」「お話...?いいけど...」 僕はなぜかこいつが怖くなかった。普通の人なら怖くて逃げていたのだと思ったけど、最近あまりにも孤独で悲しいからおかしくなっちゃったのだろうか。 「秋は最近どんなことをしているの?」「え...別に何もしてないよ...たまにおばあちゃんのお見舞いに行く感じ...」「学校では?「...。ぼっちだから本を読んだり自主勉強ぐらいしかしてないや...」「そうなんだ...家族とは遊んだりするの?」「...。」「君...もしかして一人ぼっち?悲しいの?」「...うん...。」 小さくうなずく。考えれば考えるほど悲しい気持ちになってきた。改めて自分は今これほど孤独で可哀そうなやつだということを実感した。 そのあとは何も言えずにうつむく。 僕は本当にそこにいるのかもわからない透明人間に向かって何をそんなに本気になって伝えているのだろうか 「両親もいないの?」「うん。三年前に交通事故で死んじゃった。その時から僕はおばあちゃんの家に住むことになったけどおばあちゃんも最近病院に入院して僕の面倒を見てくれなくなったんだ。 おじいちゃんもいないし...」 自然と目から涙が零れ落ちる。 僕はその場で泣いた。  今までつらかったことを話すともう我慢できなかった。 しばらくすると隣から透明人間の声が聞こえた。「へぇ...君、つらかったんだね...」透明人間がそういうとその瞬間、なんだか全身がぬくもりに包まれたような気がした。透明人間に抱きしめられたのか。なんとなく悲しかっ僕の心が癒されていく。 「もう一人じゃないよ大丈夫。」優しい言葉が聞こえる。 僕はさらに透明人間の中でさらに泣いてしまった。 「わかったから泣くのはやめなよ~ ほら顔上げて?」僕は声のした方に適当に顔をあげる。「もう悲しむのはやめな?悲しいと思うから君はずっと悲しんだ。 秋、僕が友達になってあげる。だからこれからも頑張ろう? 「うん...」僕は力ない声で言った。 こいつが僕の友達になってくれるのか? 僕はまた問いかける。「本当に友達になってくれる...?」「もちろん!」姿は見えないけど、透明人間ははっきりとした声で僕の質問に元気よく答えてくれた。 朝。僕はいつもどうり起きた。 朝起きるとしばらく透明人間を探したがヤツはどこにもいなかった。やっぱり夢かと思ってしまい少し残念だが、でもなんだか気分がよかった。昨日、透明人間に出会って孤独な気分が消えたのだ。 僕はいつもどうり学校の支度をする。その途中、背後から何者かの声が聞こえた。 「僕がいるからね。」 ...これはきっと透明人間の声だ。僕はその声を聞いて嬉しくなった。

みんなの答え

辛口の答え

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すごい

年下から失礼します 透明人間優しい…!感動しました!! 特に最後の「僕がいるからね。」が、主人公の秋のことを見守ってくれてるんだなあと思いました、!


凄過ぎる…!

こんちゃっ(^^♪双葉だよ(。・ω・。) 【本題】 凄過ぎる…! 読んでくれてありがとう(*'ω'*)ばいちゃっ(^^♪


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