運命
仕事を終えた。 ドアを開けた瞬間、疲労でその場に倒れた。 玄関の段差に頭を打つ。 頭痛に痛みがさした。 吐き気がする気分でスマホをカバンから出す。 ネットニュースを開き、一番目立つように書かれるニュースをタップする。 『亜紀束うりゅ(あきつかうりゅ)、来週から全国ライブ開催』 コメント欄を見て、評価してくれていることに安堵する。 そしてまた立ち上がる。 「暁(あかつき)さん、郵便です。」 のそのそと外に出る。 「暁リュウ様宛て・涼花乃々(すずかのの)」 ファンレターかと思ったら、幼馴染から。 いつから連絡とってなかったっけ。 「乃々久しぶり!元気だった?」 「リュウくん!全然!急に連絡しちゃってごめんねー」 私、乃々は長年片思いしていたリュウくんと再会した。 リュウくんは大人っぽくてかっこよくて優しい。 漫画の中の王子のような完璧な人。 私は早く彼を私のものにしたい。 だから、今日、告白をする。 「リュウ君、、、わ、、私、ずっと貴方のことが好きでした!付き合ってください!」 ・・・・わかってた。本当は。 乃々がずっとボクに好意を寄せていることは。 だからずっと構えてた。 いつ来ても断れるように。 ボクを知っている人なんてほんとは誰もいない。 皆、「理想のボク」だけ見てる。 都合のいいものは見て、悪いところは全て捨てる。 そんなドロドロな人間のファンなんて 大っ嫌い。 大手会社の社長の父も 好きでもない歌やダンスを押し付けてくる母も 会社の御曹司だからとボクのことを「王子」と呼んできたクラスのみんなも だいっきらい。 「・・・・・ごめん、無理だ」 それだけ言って、離れた。 きっとショックだよね。 だけど 『リュウは男の子になって。お父さん、男の子に会社継いでほしいみたいなの』 ボクって言ってるし、 本名使いたくないし、 王子って呼ばれたし、 リュウもうりゅも男の子の名前なのに、 「女でごめんね、みんな。」 やっぱり運命は決まってるんだ。
みんなの答え
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設定がちゃんとしてる…
こんくれー! 呉音だよ!くれねって読むんだ! 本題 設定がちゃんとしてて尊敬します!しかも誰も最後想像つかなかったと思うし、それで題名を運命にしたのすごすぎる!! 以上! ばいくれー!