今日で終わる世界…
今日で終わる世界 空を見上げると、何も無い真っ暗な景色が 続いていた。今日で世界が終わるらしい… そして何故か私以外に人はいなかった。 私はとぼとぼと歩いた。 もう何時間歩いだだろう… 疲れ果てて、私はその場に座った。 すると、何処からか声が聞こえてきた。 「君も…1人?」振り向くと、私と同じくらいの男の子が立っていた。 私はうなずいた。男の子は私の隣に座った。 数分の沈黙が続いた。すると男の子の口が開いた。「あのさ…俺、今までの人生が嫌だったんだよね…だから君もそんな事があったんかなって」そう男の子は言った。 私は迷いが無く、今までの事を話した。 私は家族関係から友達関係まで全部が最悪な状態だった。男の子に 話していくうちに気が楽になった。 いつの間にか私は男の子に恋をしていた。 こんな今日で終わる日に… 「俺…君が好き…」 その瞬間まるで時が止まったかのようだった。「え…?」 「おかしいよな…今日会ったばかりで今日終わるのにこんな事言う俺。だけど何か君といると落ち着く…だからさ、この世界が終わる時も…一緒にいてくれる…?」 「うん…」 今は23時45分…後15分で世界が終わる… 「後、15分だな…本当にさ、君に会えて良かったよ!来世も一緒にいられるといいな」 男の子は今日世界が終わるというのに、 何も無いかのよう笑顔で笑った。 その笑顔を見て、私は自然と涙が溢れた。 「う、うん!」 5、4、3、2、1、0…… その瞬間、辺りが真っ暗になり、 意識が遠くなった。だが、手を繋いでる感覚がある…