澄んでいる空。空のような心。
冬の空は夏の空よりも澄んで見えるらしい。私、空橋澄菜(そらはしすみな)はそんなことを思いながら少し雪が積もった道を歩く。それにしてもほんとに澄んで見えているだろうか。今日の空も今年の夏の空もどこまでも青く広く少し寂しい、儚げな空…見え方は変わっていない。でも今年の春、引っ越すまではまぶしく輝いて見えていた。何で突然空の見え方が変わったのだろう。引っ越し前の友達とはお別れ会もして笑顔でバイバイしたし…引っ越し後、私には友達ができなかったけど別にどうだってよかった。私の心は何も波打っていない。はずだ…だから気持ちが原因じゃないとはわかる。じゃあいよいよなんで空の見え方が違うのかわからなくなってきた。もやもやした気持ちのまま近くにあった公園のベンチに座り空を見あげた。この空はどこにでもつながっていてどこまでも青い。 「空橋さん?休日に会うなんて珍しいね。」ベンチに座っていると同じクラスの空閑蒼くん(くうげあお)が話しかけてきた。「空閑くん。えっと…」私が次の言葉に迷っていると空閑くんが先に口を開いた「空橋さん。大丈夫?」「え?なんで?」と思わず私は言った。そういうと空閑君は言いにくそうに「いや…だって空橋さん…泣いてるから。」と言った。「え…私なんで…」そう言った私の頬は涙でぬれていた。「空橋さん。聞かせて。何かあったか。」「別に…あっいや…私引っ越してきたでしょ。ちゃんと友達とお別れしたし別に悲しいわけではないけど…なんだか空を見てたら変な気持ちになっちゃって」あ…思わず空閑君が優しい雰囲気だからいろいろ喋りすぎたかも。引かれたかな?「空橋さん。そんなに無理しなくてもいいよ。おれも友達と離れるのすごく悲しいから。空橋さんもそうなんじゃないかな」空閑君から言われたのは私にとってはすべて図星のことだった。ちょっとかつかつしてたのかも。だから友達できなかったのかもな。そうだ…私は寂しく悲しくどこまでも広くて青い、空のような心を抱えていたんだ。「そっか。私、寂しかったんだね。」そう空閑君に言うと心が軽くなった。 「空閑君。お願いがあるんだけど。」「何?何でも聞くよ。」…やっぱ優しい。「じゃあさ…一緒に空を見てほしい。」「いいよ」会話を交わし私たちは空を見上げる。静かな時間に冷たい風だけが通り抜ける。見上げたまま「俺からもお願いしていい?」そう空閑君が言う。私も空を見上げたまま「うん。何でも聞く」「じゃあ、俺と友達になってよ。」その言葉を聞くとびっくりして空から空閑君に目線をうつす。空閑君はまだ空を見ている。「うん。ありがとう。」私はそういうとまた空に視線をうつした。冬の空は澄んでいてちょっと輝いて見える。
みんなの答え
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私じゃこんな事できないです!
すごいですねこんなにすごい小説作れて例え短編でもすごすぎて私にはとてもできませんなのでもっとたんぺんしょうせつぜひまた作ってください!応援しています
すごく上手…!
こんちゃっ(^^♪双葉だよ(。・ω・。) 【本題】 すごく上手…! 読んでくれてありがとう(*'ω'*)ばいちゃっ(^^♪