光り輝く色褪せた世界
最近、クラスメイトが自殺した。 私の名前は灯夏、「クラスの中央」とも言えるような存在だった。 私の話、聞いてもらえませんか? このクラスは笑顔にあふれていた。私はいつも笑顔を絶やさずにいた。代表委員長として「笑顔の絶えない小学校」を目指した私。 まあ、と言っても笑顔を絶やさないのはいつものことだけどね。 お母さんも「灯夏はすごいね、こんな子供を持てて母さんやお父さんは幸せ者ね。」と言ってくれたんだから、もっと私にできることは全部やらないとね。 それから私は委員会、クラブ、家の手伝い、勉強をこなしていった。私はとにかく「誰かの望むものを」と言い続けて生きてきた。そこからまた時間が経った。 いつの日からか私は「がり勉」とか「無理し過ぎ」とか言って笑われるようになっていたらしい。 そんなことを今になって言われたって私は別に知らんがな、私は誰かの役に立ちたいだけなんだよ。 お母さんは言っていたっけな「無理しなくていい...無理しなくていいから灯夏らしくいてほしいの。」 知らないよそんなこと、私らしいってなんなのさ、そんなことどうでもいい、だからさ...もっと具体的で分かりやすい機会をちょうだいよ。 いつの日からか、私はクラスの笑いものになっていて、いつも机には落書きがあって。先生もクラス全体に「なにをやっている!」とか言って注意していた。それでこの事態が収まればこの世界でこんなことは起きていないでしょうよ。 あの後、虐めがなくなることは無かった。後ろでクスクスと笑う声、どれだけ私が行動したって陰口は無くならなかったし、いじめアンケートに書いても私たち可哀そ~と笑うだけだった。どれだけ私が抗ったってこの虐めは、、、終わらない...。 それで私は部屋に閉じこもった。四六時中勉強していた。 ま、そんなことしてたら飽きちゃった。 で、私は音楽を聴き始めた。 いつかは忘れたけれど結構私音楽は好きで、昔から音楽の成績表だけはずっと最高評価だった。それでさ、私は色んな曲に出会ったんだ。明るいJ-POP、暗い、病んでるようなボカロ、よく分からないK-POP、A-POP、色とりどりの曲を聴いてみた。 で、私は気付いたんだ。私はいつからかロボットになっていた。自分らしさなんて微塵もない、ただのロボット、私は考えた。勉強以外の事を考えて結論を出すなんて。ましては自分のこと。なんか変な感じ。 はあ、今日もいつも通りなんか曲でも聞くか...これは、やっぱ暗い系か...え...、「自分の姿を鏡で見ろよ。」か...。私はやっと気付いたんだ。いつのまにか私はガラクタになってたみたい。自分でも痛感していたこんな勉強魔人の自堕落に誰が期待するんだよ...誰がこの人ならやれるなんて考えるんだよ... ってね。いやー、長話をしてしまいました。 さ、私も暇人だ。そろそろいくとしましょう。 それじゃあ、またいつか、ここにこれたらその時に話そう。 今までのこと、それから、その先も。 でもまあ、ここには誰かが来るようなことはないんだろうし。 そんな中、私の目には綺麗な夜景が見えていた、「ってうわ~!この町ってこんなに綺麗だったんだ~!」 光り輝く夜景に溶けるように私は姿を消した。