短編小説みんなの答え:2

やっぱり

「やっぱり、ダメなんだよ、私。」 放課後の教室はまだ話し足りない人でいっぱいだった。 その中で私は親友のミアに向かってそうつぶやく。 私はずっと、片思い中の相手がいる。名前はハルキ。ずっとここまで一度も諦めずアタックしてきた。 「そんなことない!まだ心をひらいてないだけだよ。明日もがんばろ?ね?」 ミアはいつも私の背中を押してくれた。そのおかげで、私はずっとめげずにハルキにアタックできていた。 「...今日という今日は、本当にダメだったの。前みたいに会話が続かない。せっかく同じクラスなのに、もはや話しかけられない。もう、諦めたい」 私の口から出る諦めの言葉を、ミアは真摯に聞いてくれる。 「そっか。うん..わかったよ。これからは、無理に動くのはやめよ。」 「ありがと、いつも。あとごめん。ずっと応援してくれてたのに。」 「いいよ。今まで、よく頑張ったよね」 その言葉を聞いて、私は危うく泣き始めるところだった。でもここは教室。ハルキもいるはずだ。ぐっとこらえる。 「じゃあね、ミア。また来週」 「うん。大会、がんばってね!」 そうだ、明日はテニスの大会がある。集中しないと。 -翌日- 「今日は三年生にとって最後の試合だ。最後まで諦めるなよ」 コーチの言葉は、私には別の意味に聞こえた。 ’’諦めたい。でも、やっぱり好きだな...’’ 君のことが、ハルキのことが、離れない。...ダメダメ、今は試合に集中しなくちゃ! 「「おーい!がんばってー!」」 「みんな!ありがとう、がんばる!」 クラスメート達だ。よし、気合だ! 試合が始まった。 相手はテニスの強豪校のエース。 さすがに相手のペースにはまってしまった。 サービスエースもとられた。 私が得意なスマッシュも、全く効いていない。 どうしよう、、、負ける... 思考が停止してしまいそう。身体がどんどん動かなくなっていく。 もう、、、諦める? 「がんばれーーー!」 大きな声援が聞こえてきた。ああ、この声は。私が大好きな、声の主は。 ハルキ! 力を込めてサーブを打つ。 相手の横をすり抜けた。サービスエースだ。決まった! 「「キャー!」」「「いけるぞーー!」」 たくさんの声が聞こえた。その中に、 「まだいける!がんばれー!」 君の声。 よし! そこから、私はいくつもスマッシュを決め、サービスエースも取り、見事、勝利した。 「すごかった!」「おめでとう!」「最高!」 クラスメートからめちゃくちゃ褒めてもらえる。ちょっと恥ずかしい。 「ありがとう!みんなのおかげ!」 そこにハルキがいた。目が合ってしまった。一瞬時が止まる。 そして。君は、笑った。まるで太陽のような、優しい笑顔。 私は決めた。 やっぱり、諦めない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以上です!ぜひ感想おしえてね!

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