月とツキ
私の名前は飯島月(いいじまつき)。10才。 好きな教科は理科!天体観測が大好き!名前の通り月が一番好きなんだあ! ・・・・・。ああやって友達に「月って名前いいね!きれいだし。」と言われたのはいつ? あの後すぐ、理科で習った。 「月は自分で輝けない。」 と。あの光は太陽のかがやきだったのだ。自分ではかがやけない。光の盗っ人じゃん。 太陽が出ているステージで「太陽さんの仲間たち」で出るような存在。 でも・・・。ツキも、ツキもわき役じゃなくて主役として出たかった。 お母さんが言ってた。 「ツキが生まれたあの夜、月がきれいだったのよ。まんまるでほんと、きれいだった。」 ツキは月が好き。大好き。でも他人の力で光っている月はきらい。 なやみ事しているときは上をむく癖がある。 思わず上を向いた。 「ああ、月がきれい。あの生まれた時の満月の写真と似ている。」 やっぱり、ツキは月が大好き。ママとパパが決めてくれた名前。絶対に失いたくない。 この「名前」という名の特別なプレゼントは最初で最後の家族の大切で膨大な「愛情」。