短編小説みんなの答え:2

【感動】優しさは時に残酷で

こんにちは!しろうさぎです!小説家志望です [本題] 「もう君には飽きた。僕たち別れよう。」 突然のことに、頭が真っ白になる。 私は、彼にずっと愛されていると思っていた。けど、それは私の勝手な思いだったんだね。 もう飽きたから別れようなんて、どうしてそんな酷いことが言えるんだろう。彼は、私のことを使い捨てとでも思っているのだろうか。今まであんな優しかったのに。 彼の後ろ姿を見ていると、私の中の何かがプツリと切れて、とたんに気が楽になった。 彼に対する愛情が、消え失せた。 彼女の悲しそうな顔を見ると決心が揺らいだ。 でも、これでいいんだ。これは彼女のため。 本当は、彼女のことを今も愛している。 余命5ヶ月と告げられた後、真っ先に浮かんだのは彼女の顔だ。僕が死んだら、彼女はずっと悲しみを背負って生きていくのだろうか。 それだけは嫌だった。だから、彼女に別れを告げた。あんな酷い言葉で。 そうしたら、彼女は僕のことを「最低な男」と思うだろう。彼女はしだいに「最低な男」に興味がなくなり、「最低な男」が病気で死んだなんて彼女は知らなくて済む。 全ては彼女のため。 彼のお母さんからもらった彼の日記を読んで、涙が止まらなくなった。 「なんでよ…。なんで1人で悲しみを背負うのよ。そんな優しすぎるから、自分のこともっと大切にできてたら今だって…」 生きてたかもしれないのに。 後は言葉にならなかった。悲しみのせいで。 けど、日記を読んで、後悔はしなかった。 「私も、彼君のこと、今でも大好きだよ。」 私は空に向かって話しかけた。

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