初雪
「龍紀!」 「舞」 「おはよ!」 「はよ来い。何分またせた」 「ギリだよ!」 「はいはい」 「教室、行くよ」 「お前が遅刻してきたんだろうに…」 ーガチャ 「おはよー!!」 遅れました、初雪舞です こっちは、幼なじみの夏乃龍紀 「さむっ」 「しゃーなし」 「暖房節約しすぎでしょ」 「今日は初雪なんだって」 !!! 初…雪 「もう、そっか」 「…?」 「あ、もう授業だよ!」 「あ…初雪だ」 俺、夏乃龍紀。 幼なじみの初雪舞は、…どこだろ 「こんな時にいないなんて…不運。なんか、舞変だったな」 一人きりの下校 いつもは、舞が隣にいて 『さむっ!!でも龍紀、寒さに強いもんね』 なんて言ったんだろうか 「…」 家まで着いてしまった 「舞…」 家に帰れば、姉がいる 「おかえり。あれ、舞ちゃんは?」 「…お腹痛いって。はよ帰った」 「ふーん」 上には、自分の部屋 「あれ?」 なんか、白い封筒がある 「なんだろ」 それは、俺への手紙だった 『龍紀へ 龍紀、久しぶり。覚えてる? 私、2年前に死んだ、龍紀の彼女 少しでも、龍紀のそばにいたくて 2年だけ、幼なじみとして、いさせてもらった。 私は名前のとうり、 初雪の日に雪となって舞います。 龍紀、大好きだよ。 初雪舞』 「舞!!」 俺は家を飛び出した。 学校の校門に、舞がいた。 「龍紀」 「……舞」 「あはっ。手紙、みた?」 「……」 「私…消えちゃうみたい」 「舞!!行くな!!」 「ごめんね、りゅ…うき」 「舞!!」 俺の幼馴染…彼女は、初雪だった。 今年も、 初雪が舞っている