忘れられない日~父への作文~
僕は、小学6年生だ。いじめられっ子で、よくあたまをたたかれたり、殴ってきたり、そして、暴言を吐かれて毎日が苦しかった。友達も、同じくいじめられていたため、だれも助けてくれなかった。 来週の金曜日は、参観日だ。だから、みんなの親が見に来る。 ある日の一時間目、国語だった。先生は言った 「来週は、参観日です。皆さん、父のことについて、書きましょう。6年生のため、先生は、確認しません。みんなの前でも発表できる、恥の書かない作文を書いてください。休み時間にも書いてもいいです。でも、作品を見る楽しみをなくさないように、作文を書いているときにほかの人を見ないでください。作文は、来週までに書き終わってください。さぁ、書き始めてください。」 僕は、作文を書き始めた。しかし、父のことは書けなかった。だから、少ししか書けなかった。途中で休憩の時に、作文を隠して水稲のお茶を飲んだ。飲んでいるときに、いつも通り僕は、頭をたたかれた。 いよいよ当日。母が見に来た。いじめっ子が、 「何でばばぁが来るん?普通父が来るでしょ。」 僕は少し恥ずかしかった。でも、それはしょうがないことだった。そして、作文発表が始まった。僕は来ないようにとずっと願った。ま でも、その願いは、叶わない。 「〇〇さん」「はい...」 「僕の父はいません。交通事故でぼくが2歳の時に、交通事故で亡くなったからです。何も知りません。父の顔すら知りません。写真を見てもわかりません。終わります。」 それぐらいしか書けなかった。これでもっといじめられそう。助けを求めるように、先生の顔を見た。ハンカチで涙を拭いていた。周りの友達や、親、そして、いじめっ子も泣いていた。 「○○さん」「はい」「父がいない子がいることを忘れていたからこのような作文になってしまったのですよね。ごめんなさい」 すごく申し訳なさそうに言っていた。その後、いじめっ子がいじめてこなくなった。不思議すぎた。 この小説は、フィクションです。