あの日の町は
待って。 その一心で、少年は少女の腕を掴む。 長い髪を振り乱して、少女は大声で叫ぶ。 「離して!!!!!!」 少年は少女の細い腕を握る力を強め、目の前を見た。 今まで過ごしてきたこの町。 この町のことは大嫌いだった。 なのに、どうしてこんなにもやりきれない気持ちになるのだろうか。 町は、大混乱だった。 あちこちで怪我を負って老若男女問わず助けを求める声。 親とはぐれて泣き叫ぶ子供。 目の前の遺体を呆然と見つめる大人。 握りしめた小さな、凍るように冷たい手。 少年にもあちこちに怪我がある。 顔にいくつも貼ってあった絆創膏やガーゼがはがれ、古い傷跡の上にさらに大きな火傷を負った。 少女は、ガラスの破片が頬に刺さり、血が頬を伝う。 どうして。 どうして。 どうして、この町が、、、 火事になってるの、、、、、、、。 こんにちは!凜々花(りりか)です! どんな状況か予想をみんな教えてほしい! 感想とアドバイスも待ってまーす!