短編小説みんなの答え:2

私のせいだ……。

「……!」 バタっ!! ものすごい音をたてて私はその場に倒れた。今は体育祭のためにリレーの練習をしている。私はアンカー。女子達のキャー!という声を最後に意識をなくした。 「……ん……」 目を覚ますと保健室にいた。 「大丈夫?突然倒れたからビックリしたよ!」 私と席が隣の友達が半泣き状態で私に言った。 「あ……うん。大丈夫だよ」 「そっか……!よかった!」 その時ガラガラと保健室のドアが空いた。 「あら、起きたのね」 入ってきたのは保健室の先生だ。ニコッと私に笑いかけ私が寝そべっているベッドの近くの椅子に座った。 「貴方、確かリレーのアンカーよね?」 「はい、そうです」 私が答えると先生が少しうつむいて言った。 「あのね、ショックだと思うんだけど……、貴方、いま走れないの。倒れたときに足を変に打って……」 友達も悲しそうな顔をした。 そうか、そうなのか。私は走れないんだ。 じゃあ、誰が私のかわりに走るんだろう。私は少し疑問に思いながら目を瞑った。 数日後。 今は体育でリレーの練習をしている。私のかわりにアンカーは陽キャの私の次に早い女子になった。結構うまくいっていると思ったのに……。 「もう!どうして早く出来ないの!?」 アンカーの陽キャ女子が自分にキレて靴箱のすぐ近くにある木を蹴っていた。それには先生も気づいたようでアンカーの陽キャ女子は先生につれられその場からいなくなった。その後、リレーの練習は再開されたがみんな真面目にやっていなかった。 チャイムがなり、みんなが教室に戻っていった。私も教室に戻るために階段をのぼった。その時、階段に人が何人かいるのに気がついた。私はとっさにロッカーの後ろに隠れた。 「てかさ、リレー早くならないのって彼奴が怪我したからじゃね?」 「それなwだから、あの子もストレスたまったんでしょ」 すぐに私の悪口をいっていることに気がついた。 私はその場からはなれ屋上へと向かった。 景色をみながら呟く。 「全部、全部私のせいだ……。」 私は静かに涙を流した。

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