思想
外から、かすかに雨音が聞こえてくる。どうやら今は雨が降っているようだ。私は真っ暗な自分の部屋で、何をするでもなくただぼーっと寝転んでいる。 今日も、何もできなかった。 …いや、しなかったという方が正しいのか。 今日こそはやろう、昨日できなかったたんだから、今日こそ。 毎日のように思っているけど、実際はなにかをできたことなんてない。 毎日、ただ天井を眺めているだけで1日が終わっていく。 自分が生きているのかどうかも怪しくなって、いっそのこと死んでしまおうかと考えたことだってある。 ただ、死ねないだけだ。死ぬ理由がないだけだ。 生きる理由もなければ、死ぬ理由もない。 そもそも、私だって昔からこんな無気力な人間だったわけじゃない。昔は他の人と同じように笑ったり、泣いたり、怒ったり、感情豊かだった…はずだ。 今ではもうあまり覚えていないけど、とにかくこんなに無気力ではなかった。 変わったのはいつからだろうか。いつの間にか変わっていた。時は意識する間もなく過ぎていく。 私が時の流れに追いつこうともがいてる間に、いつの間にか置いてかれてしまった。 結局、ついていこうと努力するよりもなんとなく流されていたほうが生きやすいんだなと、最近になって思った。海で溺れたとき、どうにかして生きようともがいていても、沈んでいくだけだ。それに比べて、ただ静かに流されていれば沈まず、浮いて生き延びることができる。 人生なんて、そんなもんだ。