意味がわかると怖い話 『ひな人形』
今日はお母さんが作ったひな人形を飾った。うちには本物のひな人形はないけれど、 お母さんが手作りでひな人形を作ってくれる。 お父さん「よくできてるなー、この髪の毛!こんなリアルな髪どうしたんだ?』 お母さん「私の髪の毛を使いました。うちは貧乏なので。」 お父さん「そうなのか。他のところもよくできてるぞ!」 そう言ってお父さんは、ニコニコ笑いながら一本ひな人形から髪の毛を抜いていた。そんな気がした。 それから1ヶ月が過ぎた。 お母さん「大変!交通事故でうちの会社の上司が死んだって!」 そんなに会っていなかったけど、いい人だったのに」 お母さんは真顔でそう言った。でも、口の端が少し上に曲がっていた。 そして、「いい人だったのに」は、感情が入っていなかった。それを、 お父さんは鋭い目で見ていた。 それからもう一ヶ月が過ぎた。 お休みの日、一人でお留守番していた。そこに、 警察の人がやってきて、こう言った。 「あなたのお母さんとお父さんが交通事故でお亡くなりになられました。」 私は悲しくて近くの森へ走って行った。なんでなのかはわからない。 そこには釘を刺されてお母さんの名前が書かれたわら人形、 その隣の木には、もう一つ、お母さんの名前が書かれたわら人形と、お父さんの名前が書かれたわら人形 に、釘が刺されていた。怖くなって振り返ると、今度はお母さんの上司の名前が書かれたわら人形があった。 解説 まず、ひな人形の髪の毛は、お母さんのものではなく、お母さんの会社の 上司のものでした。なぜかと言うと、お母さんが上司をわら人形で呪おうとし、その 証拠隠滅のためです。そして、上司が死んだ理由はもう一つあります。 それは、お父さんがお母さんをわら人形で呪おうとしました。わら人形に入れた髪の毛は、 お母さんが自分のものだと言っていた髪の毛です。ですが、それは上司のものなので、 死んだのは上司でした。そして、それに怒ったお父さんは、しっかりお母さんの 髪の毛を使って、わら人形を作りました。ですが、わら人形なので効果が出るのに 時間が必要です。それを見てしまったお母さんは、お父さんを道連れに しようと、わら人形を作りました。そして効果が現れ、死んだのはお母さんとお父さん でした。なので、わら人形は計4回作られ、全て効果が現れたのだった。 わら人形が作られた順 お母さんが作った上司を呪うわら人形→お父さんが作った 上司を呪うわら人形→お父さんが作ったお母さんを呪うわら人形→お母さんが作った お父さんを呪うわら人形