「あいつ」へ
俺とあいつは、違う。 「おはよ!凛音(りんね)!」 後ろから飛びついてきた幼馴染。 振り返ると、無邪気な笑顔が目の前にある。 「・・・・おはよ。」 俺とあいつは、違う。 ばっさばさの長いまつ毛。さらさらでつやがある、肩上で切りそろえた綺麗な髪。 ぱっちりとした二重まぶた。雪のように真っ白なスラリとした手足。 一方俺は、真っ黒に焼けた肌に、二重ではあるものの目はあいつほど大きくない。髪もくせっけだ。 ぜんっぜん真逆。 俺とあいつは、違う。 「凛音って、まじで名前詐欺だよなw女子かっての!」 「身長ひっくいし。名前に合わせて女子になっちゃえばー?女子制服着てw」 凛音なんて、女子の名前だ。 この名前のせいで、小学校でいじめられた。 大っ嫌いだ。 「凛音は、素敵な名前だよ?だってなんか、響きが良くない?それに由来も、お父さんとお母さんの文字くっつけたんでしょ? 家族ってかんじして凄くいいと思う!」 あいつみたいに、あんなポジティブに俺はなれない。 俺とあいつは、違った。 生まれた時は体が弱かったとかいうあいつは、いつも泣いてたよな。 あいつの体の弱さは母親の遺伝だよな。 たしか、あいつの母親は体が弱かったのにあいつを産んで、死んじゃったんだよな。 そのプレッシャーが、ちゃんと生きなきゃってなったんだよな。 いつも我慢するもんな。 あいつは、馬鹿だった。 きっと、誰かを楽しませたくて。 母親から受け継いだ命を無駄にしたくなくて、アイドルになんかなったんだよな。 けどさ、 お前が無理していいのかよ。いいわけないだろ。 俺は、馬鹿だった。 お前のことを全然理解していなかった。 もっと見てやればよかった。 「高校生になったら、アイドルになって、一緒にステージに立とう。」って、本気だったんだな。 軽くながして、ごめん。 冗談だと思った俺は馬鹿だ。 俺とお前は、同じだった。 お前は、最後の最後までずっと信じてくれていた。 俺だって、お前を信じていた。 だけど、どっちも約束を果たせなかった。 俺とお前はどっちも守れなかった。 「一緒にアイドルになって、ステージに立とうな。」 「じゃあ、お前はその体のせいで俺より先に死ぬなよ。」 あの日の約束を声に出して掠れた声でつぶやく。 視界が歪んだ。 病院だってことも忘れて大声で泣いた。 「・・・・・どうして。」 あんなに話しかけてきた、お前の名前。 毎日俺に飛びついてきた、お前の名前。 忘れないで、お前との約束は覚えてたから思い出せる。 「かな・・・・と・・・」 お前が、先に約束破んなよ。 神様、こんな運命が俺たちには必要だったんですか。
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泣いた!
おはにちばんわ!虹色花火だよ! 本題 すごかったです!泣きました!友達の大事さに改めて気づきました!ありがとうございました!
素敵な物語ありがとう
ほんとに感動した、 きっと主人公(?)にとっては幼なじみは 自分にとってなきゃならない存在だったんだね 死なないで欲しかったなー! 来世は2人でステージに立って欲しい……! この物語を読んで友達ってどれだけ 大事かわかったよ! 読んでくれてありがとう!