隙間【ホラー(?)かも】
「隙間殺人……?」 「うん。最近増えてるんだってぇ」 「へぇー」 私、花咲瑠奈。 最近、“隙間殺人”が増えているそうです。 友達の彩音から聞きました。 「そもそもさぁ~。隙間殺人って、なんなの?」 「ちょっとした隙間でも、ナイフ通らせて~……ずしゃ!」 「きゃぁぁっ!?」 「もぉ、咲季かぁ!!」 「るなっち、あーちゃん、ビビりすぎ」 同じグループの咲季ちゃん。 すっごい流行に敏感なの! 「気をつけたほーがいいかもね」 「隙間殺人近いもんね!」 「今日は一緒に帰る?」 「あり!」 ー放課後 彩音、咲季、まだかなー。 「きゃぁっ!!」 彩音の悲鳴!? 「やっぱ、隙間殺人…あんただったんだ」 「隙間殺人っ!?」 彩音、どこっ!? 「るなっち!」 「咲季!今の聞いた?」 「うん。急がなきゃ!」 たしか…こっちだった。 「あやっ…ひっ!」 「あーちゃっん!?」 そこには、大量出血をした彩音がいた。 「彩音。だめだ。生きてない」 「るなっち、だめじゃん、隙間開けてたら」 「……え?」 「扉」 「あっ」 「ナイフ、やりたくなっちゃうじゃん」 「……っ!?」 もしかして。 「咲季が隙間殺人っ……!?」 「そー」 「なんでっ?」 「あーあーうるさい。別に理由無くていいでしょ」 「咲季、ひどいよ!」 「るなっちも、やられたいの?いーよ。あたしは困らんし」 「っ!」 咲季……! 「じゃぁ!次の世では、気をつけなよ~」 「きゃぁっ!」 「ねーねー。最近また、出たんだって」 「えー」 「一緒に帰る?」 「そーしよ!」 隙間に気をつけて。 “隙間殺人”にお気をつけて。 「あーあ。またやりたくなっちゃうじゃん」 「やっぱり…咲季」 ズシャ 何人も 何人も 隙間に気をつけて。 やられてきた。 ほら、あなたの近くにも “隙間”あるでしょう? 気をつけて。 “隙間殺人”に “隙間殺人魔”に 気をつけてーーーー