死にたい私と生きたい君の最後の曰
初めて会ったとき、体に電流が走ったかのようにビリっとなった. 銀髪ともいえる色素のうすい髪、すいこまれそうな真っ黒な大きい瞳. これが、リオンくんとの出会いだった. 「あん!ねえ!目を覚ましてよぉ!」 ハっと目をあけるといつもの天井が目に入る. 耳には、泣きさけぶ大声が残っている. あんは私こと優の妹だったらしい. トラックにはねられ、命を落とした. それが原因なのか、私はそれ以前の記憶を失った. 呪われている町だと両親がさけびだし、ちがうところへ引っこした. 両親は悲しみを強く優にあたり、優はもはや人形になってしまったかのように感情がない. ただただ、存在しているだけだった. 学校からの帰り道. 木の上にだれかがのっている. リオン?くんだ…たしか転校生だったはず? 彼も私に気付き、にっこり笑う. 「1週間後世界が終わるといったらどう思う?怖い?」 「…別に…この世界で生きる理由はないし.むしろ嬉しいかもね.」 リオンくんは大きな目を見開く. 私から視線をそらし、ひとり言のようにつぶやく. 「ぼく、昔から未来を予知できるんだ.それでこのまえ、見えたんだ…」 彼はそこで口をとじる.言いたいことが分かったかもしれない.きっと地球がほろびる来来を… 「君は死にたいみたいけど…ぼくはあの子を見つけるまで生きなきゃね.」 あの子って?とたずねようとしたが、その瞳を見て口をつぐむ. 彼の瞳は、深い悲しみがうかんでいた. 隕石が落ちるとその二ュースを聞いたのは、あの日からちょうどー週間たったころ. 後、ー畤間後には落ちるらしい. なぜだか、リオンくんに会いたくて木に向かう. Γリオンくん?」 彼は今にも泣きそうな顔をしてた. 「見つけられなかった…」 そう言い、歯をくいしばる. 昔、同じように泣いてた人がいた.だれだろう…? 不意に車が去っていくのを同じように歯をくいしばって戻をこらえている男の子が記憶がよみがえる. そうだ彼だ!リオンくんだ. 「りー君?あの泣き…む…しの…」 最後まで言い終わらないうちに涙があふれでる. そうだ、そうだった. りー君は幼馴染みで.大好きだった子. そのとき、ピカッと何かが光り落ちてきた. とても美しく、地球の最後を示すものでもあった. 時の流れがゆっくリ感じる. 意識がとぎれる間近、りー君が口を開いた. 「好きだよ」