告白
「好きです。」 夕日が沈みかける幻想的な風景をバックに、君は僕に告白をした。 まぁ、学年一の美女が学年一の美男子と付き合うことに、反対する奴は誰もいないだろう。 「いいよ」 僕はあっさり答えを返した。 君は綺麗な涙を流した。 それから同じ時を共有するにつれ、僕は君に強い思いを寄せるようになった。勿論、君もそうだっただろう。 「大好きだよ。」 君は口癖のように僕に言う。 「僕は愛してるよ。」 僕も決まり文句のように君に返す。 そして、今日は突然違うことを言った。 「いつまでも君の隣で笑っていたいな。」 そういう君の顔は、 頬を真っ赤にしているが、その瞳の奥に何か隠しているようで。 気にしないようにしていたが、どうやらその勘は当たってしまったようだ。 「ごめん。別れよう。」 付き合ってから1年と5ヶ月と6日が経った日だった。 「もう好きじゃないの?」 「……」 君は黙った。 「僕はこんなにも愛しているのに。」 怖くなった。君が僕の傍から消えるのが。 そのあとは、よく覚えていない。 今の僕の膝の上には、君の頭が乗っている。 さっきとは違う、青白い顔をした君が。 あぁ、思い出した。 「いつまででも君の隣で笑っているよ。」 僕は自分の頬を切り裂いた。 君の頬はまた赤くなった。