終わらない日々
時は、3069年。 今、世界では、ある問題が起きていた。 それは宇宙人との戦争だ。 宇宙人は、人類とは比べ物にならない軍事力を持っていた。 これは、その戦争で、全てを失った子供の物語。 「あれ・・ここどこ・・」 目をさます。まだ意識がしっかりしていない・・ 「そうだ。寝ていたら、突然宇宙人から攻撃が来て、妹とはぐれたんだ。」 周りを見渡すと、家は崩れて跡かたもなかった。 「そんな・・」 家族の名前も忘れてしまった。 ここからどうすればいいのか、わからなくなってしまった。 (とにかく学校に行ってみよう。何か思い出すかも・・) 学校へ向かう。うろ覚えだったけどなんとか思い出せた。 あとはこの横断歩道を渡れば学校だ、というところで視界に何かが入る。 それは宇宙人に追いかけられている人の姿だった。 目の前に宇宙人がいるのに体が動かない。 (必死に逃げているあの人の方が生きる意味があるんじゃないか。) 私はそう思う。 せっかくなら人生、いいことして終わりたい。 私がおとりになろう。 そう思う。 私は宇宙人にむかって走り出していた。 こうして私の人生は終わった。