天才役者
ある小さな町の小さな劇団に 一人の役者の少女がいた。 その女の子は見たことがある人の表情・シーン・動きであれば 完璧にその役をこなして見せるという まさに天性の持ち主だった。 そんな子が売れないはずもなく 順調に売れていき、徐々に 実力も認められるようになって 色々な映画やドラマにも出る人気役者になったのだ。 ある年、その子は 小説が有名なミステリー映画で 犯人に刺される被害者役を 務めることになった。 しかし、その子は練習の時はあまりその役を うまく演じれなかった。 だが、 なぜか本番のときにはとてもうまく役を演じ まるで本当に刺されているように上手だった。 その後 映画の評価はとても好評で その年のアカデミー賞を取ったほどだ。 そして無事、大成功したとさ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ちなみに映画の本番はクリスマスイブの次の日の朝であり クリスマスイブ当日には 被害者が刺されて亡くなった 犯人がいまだに分からない殺人事件があったそうですよ。