とわ 永遠の親友
キーンコーンカーンコーン いつものようにチャイムが鳴った。これを聞くのもあと一回か。俺は永遠。中学3年生。えいえんではなくとわと読む。 「俺らももうすぐ卒業だな!」1人の男が永遠に向かって話した。こいつは晴琉玖(はるく)。幼稚園からの幼馴染である。 陽気な2人はサッカー部に所属していて今週末、県大会の決勝を控えている。もちろん2人も出場予定である。 永遠はMF、晴琉玖はGKである。 2人はいつも言っているあいことばがある。それは「俺ら何があっても永遠の親友」ということ。 今日もこの言葉が聞こえた。 時は過ぎ、いよいよ県大会の決勝である。「永遠!頑張ろうな!」晴琉玖は言った。2人ともスタメン出場を果たした。 前半が終わり3対1で永遠達のチームがリードしていた。 晴琉玖は言った。「俺らのこれまでの積み重ねた練習をここで発揮できるようにしようぜ!」永遠はうん!と返した。 これが晴琉玖との最後の会話になるなんて本当思いもしなかった。 後半も3対1で終わりを告げようとしていた。その時だった。晴琉玖が守るゴールに相手の猛烈なシュートが晴琉玖を襲った。 バタン 「おい!晴琉玖!しっかりしろ!」 晴琉玖がゴールを守った。だが晴琉玖の頭にボールが直撃し脳震盪で倒れた。僕たちのチームは県大会優勝果たしたが晴琉玖は救急車に運ばれた。晴琉玖は助からなかったのだ。 永遠は晴琉玖の手を握った。晴琉玖の手は冷たかった。永遠は晴琉玖に向かって話した。 「晴琉玖、俺らは何があっても永遠の親友だよ」 10年後、永遠は一躍、有名なサッカー選手となった。ゴールを決めた後のパフォーマンスでは、いつも空を指していた。晴琉玖のことをずっと忘れないでいたからであった。 そして結婚もし子供も生まれた。その子供に付けた名前は友遠(ともわ)だった。永遠は充実した人生を送っていたのだ。お盆になると必ず晴琉玖の墓参りに行く。そこでいつも俺らは何があっても永遠の親友だよと言っているのである。 晴琉玖、俺の親友になってくれてありがと。いつまでも一緒だぞ。 あとがき ここまで見てくれてありがとうございました 初めて書いたので、少しごちゃごちゃなところもあるかもしれませんが、温かく書いた小説を見ていただけると嬉しいです