私の一生
こんにちは。私は理亜(32歳)です。母(翔子)がある日からつけた日記を選んで小説にしたので、見てほしいです。 5月17日 雨 がんと診断された。大腸がんだそう。発見が遅かったため、余命1年と言われた。すぐに、入院が決まった。 8月17日 晴 入院から2か月。医師から余命が長くなったと言われる。とても嬉しかった。 8月29日 曇 6歳になった孫(周平)が来た。10歳の孫(沙雪)も来て、きつねダンスを踊った。とても楽しかった。 9月4日 雨/曇 紅葉がきれい。この美しさを見れるのも、あと何回だろう。 12月31日 雪 年越し。来年は除夜の鐘を突きたい。 1月1日 雪 明けましておめでとうございます。年賀状がたくさん届いた。応援メッセージが多く、励まされた。 2月6日 晴 医師から手術をしなければいけない、と言われた。手術は、明日。怖い。 3月6日 雪 手術から1か月。手術は成功したが、医師から余命半月と言われる。精神面が厳しい。6歳の孫のランドセル姿を見たい。 3月27日 曇 周平の卒園式。動画が送られた。卒園、おめでとう。 4月6日 晴 余命半月と言われたが、あれから1か月経った。周平の入学式。これも動画が送られた。ランドセル姿を見れて良かった。 5月15日 雨 医師に余命3日と言われる。まだやり残したことがありすぎる。今日が65歳の誕生日なのに。悲しい。 5月16日 雨 主人(一郎さん)へ 家事ができない私と結婚してくれてありがとう。 娘(理亜)、息子(蓮)へ お母さんより長生きしてね。 この日記を小説にしてください。 周平、沙雪へ 二人ともランドセル姿は見れたけど、結婚式は見れなくて残念だよ。 親戚の皆さんや、友達へ これからも主人、娘、息子、孫と仲良くしていってください。 5月17日 雨 みんな、私みたいにやり残したことが無いように、充実した日々を過ごしてください。 それが、私の願いです。 5月18日 雨 さようなら 終