結ばれるはずのない恋をあなたと。
高橋杏奈、高校1年生。今日から新しい日常が始まる。ワクワクと緊張が混じった不思議な気持ちで、教室に入る。 驚いた。この世にあんなに綺麗な人がいるなんて。あまりの美しさに、手が震える。 彼女は百瀬美麗。サラサラな髪、真っ白な肌、ぷっくりとした唇、まさに女神のような人だった。 そんな彼女に見惚れていると、彼女が「大丈夫ですか?」と声をかけてきてくれた。 私は動揺し、「え、あ、だ、大丈夫れふっ!あっ!…///」と、恥ずかしい姿を見せてしまった。「ふふっ、杏奈さん可愛い!」体がフット軽くなったような気がした。ストン、何かが落ちたような音がし、ドクン、ドクンと血が全身を駆け巡らせ、心臓の鼓動が早くなる。 私は、同性の女の子に恋をしてしまった。それから彼女のことを視線で追ってしまい、よく目が合うようになっていた。 月日は経ち、私は彼女と友達になることができた。お出かけをしたり、杏奈ちゃん、美麗ちゃんと呼び合える仲にまでになった。だが、最近ある噂がある。美麗ちゃんが、3年生の宗介先輩とお付き合いをしているという噂。 美麗ちゃんは「付き合ってないよー」と言うが、本当は付き合っているかもしれない、そう考えると、胸が苦しくなる。 ある日、私は部活の片付けで帰りが遅くなってしまった。廊下を歩いている途中の掲示板を見ていると、裏に何かの紙が挟まっているのが見えた。その紙は、美麗ちゃんと宗介先輩の2ショット写真だった。 私はみるみるうちに胸が締め付けられるような苦しさに溺れ、座り込んで涙を流してしまった。やっぱり、私の恋は片思いで終わるんだ、結ばれることはないんだ、そう考えると、どんどん涙が溢れてくる。 「杏奈ちゃん?どうしたの?」聞き覚えのある、優しい声。美麗ちゃんがそこに立っていた。美麗ちゃんは私の手元を見て、「その写真…やっぱり、宗介さんのことが好きなんだね。私のことなんか興味ないよね」そう言い、写真をビリビリに破いた。私は写真より、美麗ちゃんの言葉に戸惑っていた。「美麗ちゃん…?今、なんて言ったの?」「…私、杏奈ちゃんのことが好き。初めて会った時からずっと…好きだったの」予想外の言葉に、驚きが隠せなかった。「美麗ちゃん、それ本当…?」「本当じゃなかったら言わないよ//」嬉しいと同時に、涙が溢れてきた。「私も、美麗ちゃんのことがずっと好きだった…美麗ちゃんの全てが好き」 それから私たちは付き合い、私たちの青春ライフを楽しんでいる。これからも、その先もずっと… 読んでくれてありがとうございました!同性愛をしている人のエールになれたら良いなと思います。