通り雨
「うわぁ…すごい雨…」 「これはヤバイな…」 委員会の活動が終わって俺は彼女の美咲と一緒に帰ろうと昇降口まで行ったらものすごい雨が降っていた。 「今日俺たちの2周年記念日なのになぁ」 「なんか残念…」 「美咲、傘ある?」 「私持ってきてないわ」 「学校の借りてったら?」 「そうする」 俺たちはものすごい雨の中帰り始めた。家までは10分くらいなので少しの我慢だ。 5分すると降りが強くなってきたので、早く帰ろうと少しスピードをあげた。 「今日の宿題よくわからないから後で電話で教えて!」 「今日の宿題なんやったっけ」 「社会のワークだって」 「社会だったら教えてあげる」 「また後で電話かけるね」 「わかった」 そんな話をしていると家が近づいてきた。俺たちの家は坂の上にあるので、最後坂を上れば土砂降りの雨から解放される。だから頑張って登ろう。 なんて考えていたら雨がやんだ。 「あっ!雨やんだ!」 「めっちゃ急にやんだやん。通り雨かな?」 「ねえねえ!後ろ見て!」 「うわぁ虹!しかも2本!」 そこには虹が2本綺麗にかかっていた。まるで俺たち二人の2周年を祝うかのように。 「最高の2周年記念日だね!」 「ね!」 「また一年よろしく!」 「こちらこそよろしく!」